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金沢市
兼六園
石川県金沢市の兼六園(けんろくえん)は、水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つです。兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきました。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの市民や観光客に親しまれています。兼六園は、「廻遊式」の要素を取り入れながら、様々な時代の庭園手法をも駆使して総合的につくられた庭です。廻遊式とは、寺の方丈や御殿の書院から見て楽しむ座観式の庭園ではなく、土地の広さを最大に活かして、庭のなかに大きな池を穿ち、築山を築き、御亭や茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園です。いくつもの池と、それを結ぶ曲水があり、掘りあげた土で山を築き、多彩な樹木を植栽しているので、「築山・林泉・廻遊式庭園」とも言われています。
兼六園の名前は、「六勝」を兼ね備えているという理由から、文政5年=1822年に奥州白河藩主・松平定信によって名付けられました。。六勝とは、「宏大」「幽邃(ゆうすい)」「人力」「蒼古(そうこ)」「水泉」「眺望」のことです。
兼六園内で特に景色のいいところ:眺望台、夕顔亭と瓢池周辺、霞が池周辺、花見橋
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