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山代温泉


 1300年以上昔の神亀2年(725年)のこと、高僧・行基が霊峰白山へ修業に向かう途中、不思議な紫色にたなびく雲に導かれて、傷口を湧水で癒す烏を発見しました。湧き出る水が温泉でした。以来、人々は「烏の湯」と呼んで親しんできました。平安時代の中期に花山法皇の命により七堂伽藍が建立され、「薬王院温泉寺のある山代温泉」として京の都にまで山代の名前が知られるようになりました。戦国武将の明智光秀も戦いの傷を癒すため湯治に訪れたと言われています。
 与謝野晶子、泉鏡花、北大路魯山人など多くの文化人も山代温泉に足跡を残しています。
 
泉質:ナトリウム・カルシウム−硫酸塩・塩化物、64℃
効能(浴用):リウマチ、神経痛、皮膚病、痛風、婦人科疾患
効能(飲用):貧血症、頭部充血、動脈硬化症、じんましん、胃酸減少症、慢性胃カタル、胃腸アトニー、慢性気管支カタル、高血圧症、肝炎、便秘、糖尿病
 

 
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