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デリー/クトゥブ・ミナール

クトゥブ・ミナール
 
  クトゥブ・ミナール(Qutb Minar)は、ヒンズー教とイスラム教の様式が混ざり合った石塔で、デリーで最も有名な遺跡の一つ。奴隷王朝時代の1199年にクトゥブッディーン・アイバク王(Qutb-ud-din Aibak)が建造を開始したといわれており、高さ72.5mはインドに現存する石造りの塔では最も高い。基部で直径約15m、頂上では2.5m。塔は5層からなり、最初の3層は赤砂岩、4層から上は大理石と砂岩で造られているが、これは後の時代に何度も崩れ建て直された為である。また、当初は4層しかなかったが落雷により最上部が損壊し、その補修時に5層目が加わり現在の高さとなった。塔の壁面にはコーランの文字が刻まれていて、勝利の記念碑であるとともに祈りの時間を知らせる告知塔でもあった。
 

 
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