コンゴ民主共和国：キンシャサ

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キンシャサ地図

　キンシャサ（フランス語/英語：Kinshasa, Democratic Republic of the Congo、リンガラ語：Kinsásá）は、1881年から 1966年まではレオポルドヴィル（オランダ語：Leopoldstad、フランス語：Léopoldville）の名称で知られ、コンゴ民主共和国西部にある都市（特別州、特別市）で、コンゴ民主共和国の首都であり最大の都市です。キンシャサは世界で最も急速に成長している大都市の一つであり、人口は 17,071,000人（2021年現在）です。コンゴ民主共和国で最も人口密度の高い都市、アフリカで最も人口の多い都市で 3番目に大きな大都市圏、世界で 22番目に人口の多い都市で 4番目に人口の多い首都です。キンシャサはコンゴ民主共和国の経済、政治、文化の中心地であり、製造業、通信業、銀行業、娯楽業など、多くの産業が集積しています。この都市には、人民宮殿、国民宮殿、破毀院、憲法裁判所、アフリカ連合都市、大理石宮殿、殉教者スタジアム、政府庁舎、キンシャサ金融センターなど、コンゴ民主共和国の重要な公共施設や、その他の国家機関が所在しています。大型船の通年航行が可能な河川港で、コンゴ民主共和国とコンゴ共和国との国境を流れるコンゴ川の南岸に位置し、対岸にはコンゴ共和国の首都ブラザヴィルがあります。市街地面積 600平方キロメートル（200平方マイル）、自治体面積 9,965平方キロメートル（3.848平方マイル）、海抜 240メートル（790フィート）、南緯 4度19分19秒東経 15度18分43秒です。
　キンシャサは、何世紀にもわたってテケ族とフンブ族が居住しており、19世紀から 20世紀にかけて商業の中心地へと変貌を遂げる以前は「ンシャサ（Nshasa）」と呼ばれていました。ヘンリー・モートン・スタンリーは、ベルギー国王レオポルド2世に敬意を表して、この都市を「レオポルドヴィル」と名付けました。1966年、モブツ・セセ・セコによるザイール化政策の際に、ンシャサ村への敬意を表して「キンシャサ」に改名されました。9,965平方キロメートルの面積を誇るキンシャサは、コンゴ川沿いのマレボ川の南岸に沿って広がっています。平均標高約 300メートルの平坦で低地を横切る広大な三日月形の都市です。キンシャサは東でマイ・エンドンベ州、クウィル州、クワンゴ州と接し、西と北はコンゴ川が境界線をなし、コンゴ共和国との自然国境を形成しています。南にはコンゴ中央州があります。川の向こう側には、隣国コンゴ共和国の小さな首都ブラザヴィルがあり、幅4キロメートルの橋のないコンゴ川によって隔てられているにもかかわらず、世界で最も近い2つの首都を形成しています。
　キンシャサはコンゴ民主共和国の 26州の一つでもあり、行政上は 24のコミューンに区分され、さらに 365の地区に細分化されています。広大な行政区域を有する州では、州の 90％以上が農村地帯であり、都市化は主に西部で進んでいます。キンシャサは世界最大のフランス語圏都市圏であり、政府、教育、メディア、公共サービス、高級商業ではフランス語が使用され、街頭ではリンガラ語が共通語として使用されています。市の住民は一般にキノワと呼ばれ、英語では「キンシャサ人」と呼ばれます。
　コンゴ民主共和国国立博物館は、コンゴ民主共和国で最も著名な中央博物館です。戦略防衛高等研究所は、コンゴ民主共和国および中央アフリカにおける最高位の軍事機関です。国立教育大学はコンゴ民主共和国初の教育大学であり、アフリカでもトップクラスの教育大学の一つです。ンジリ国際空港は国内最大の空港です。2015年、キンシャサはユネスコの音楽都市に指定され、以来、創造都市ネットワークのメンバーとなっています。ンセレ渓谷公園はキンシャサ最大の都市公園で、様々な動植物が生息しています。2016年の年間ランキングによると、キンシャサはアフリカで最も駐在員にとって物価の高い都市であり、世界の約 200都市を上回っています。

キンシャサイメージ（人民宮殿）

　キンシャサの観光名所としては、コンゴ民主共和国国立博物館（National Museum of the Democratic Republic of the Congo）、中央駅広場（Central Station Square）、リメテ・タワー、キンシャサ・インターチェンジ（Kinshasa Interchange）、人民宮殿（People's Palace、コンゴ民主共和国の国会議事堂）、国家宮殿（Palace of the Nation）、キンシャサ大学（University of Kinshasa、ベルギー領コンゴ時代の1954年創立の「ロヴァニウム大学」が前身のコンゴ民主共和国最古かつ最大規模の大学）、キンシャサ植物園（Jardin Botanique de Kinshasa）、プレジデンシャル＝モン・ニャリュマ公園（Parc Présidentiel - Mont Ngaliema）、キンシャサ・ゴルフクラブ（Golf De Kinshasa）、サンセット RDC（Sunset RDC）、アクア・スプラッシュ RDC（Aqua Splash DRC、ウォーターパーク）、ペンテコステ・マーターズ・スタジアム（Pentecost Martyrs Stadium）などがあります。

　キンシャサのホテルとしては、グランド・ホテル・デ・キンシャサ、リバーコンゴホテルバイブラゾンホテルズ、レビーティトゥデスホテルキンシャサ、ホテルポウルヴォウス、ホテルメムリン、キンプラザアルジャーンバイロタナ、ビートライスホテル、レオンホテルキンシャサ、ホテルロイヤル、アクアイン、ヒルトンキンシャサ、ホテルセルトン、フロリダロッジキンシャサ、ホテルエライス、ホテルプラチナ、エリジ・ロッジ、ホテルステッラ、ホテルラデスカバーキンシャサ、アフリカーナパレス、リラックスホテル、オカステロホテル、フラットホテルフットプリント、ホテルルネッサンスジュメー、カナホテル、ホテルマルガリータデキンシャサ、ボンマルシェ、ホテルルボイジャー、ホテルカンドロ、ホテルアトランティック＆レストランアトランティック、フラットジャドビーラビリンテ、ジェルサムホテル、フラットホテルカビンダセンター、ホテルフォーチュン、スルタニーホテル、ホテルフィネッセ、ホテルピカデリー、ファデンハウス、ホテルニナ、スルタニーリバーホテルなどがあります。

コンゴ民主共和国におけるキンシャサの場所が判る地図（Map of Kinshasa, Democratic Republic of the Congo）

地図サイズ：440ピクセル X 440ピクセル

　キンシャサへの交通アクセスは、飛行機ではヌジリ国際空港（Ndjili International Airport）とンドロ空港（N'Dolo Airport、短距離の国内線用）、鉄道ではマタディ・キンシャサ鉄道（キンシャサ～コンゴ川河口近くのマタディ）のキンシャサ駅（Kinshasa Railway Station）、船（フェリー）ではコンゴ川流域へのフェリーがあります。
　ヨーロッパからは、フランスのパリからキンシャサまで飛行機で 7時間40分（直行便、3便/週）、ベルギーのブリュッセルから 8時間5分（直行便、4便/週）です。西アジアからは、トルコのイスタンブールからキンシャサまで飛行機で 7時間35分（直行便、4便/週）です。
　アフリカ大陸では、モロッコのカサブランカからキンシャサまで飛行機で 6時間30分（直行便、2便/週）、エチオピアのアディスアベバから 4時間10分（直行便、1～2便/日）、ケニアのナイロビから 3時間15分（直行便、1便/日）、南アフリカ共和国のヨハネスブルグから飛行機で 3時間55分（直行便、1～2便/日）、トーゴのロメから 3時間20分（直行便、6便/週）、コートジボワールのアビジャンから 3時間30分（直行便、4便/週）、アンゴラのルアンダから 1時間20分（直行便、2便/週）です。キンシャサからコンゴ川を船（フェリー）で渡ってコンゴ共和国のブラザヴィルまで 30分です。
　コンゴ民主共和国内では、首都キンシャサからルブンバシまで飛行機で 2時間25分（直行便、1～3便/日）、キンシャサから車で 39時間（南東へ道なりで 2,300km）、カナンガまで飛行機で 1時間20分（直行便、4便/週）、ムブジマイまで飛行機で 1時間35分（直行便、4便/週）、ゲメナまで飛行機で 1時間40分（直行便、2便/週）、ムバンダカまで飛行機で 1時間10分（直行便、4便/週）、キサンガニまで飛行機で 2時間（直行便、5便/週）、ゴマまで飛行機で 2時間25分（直行便、5便/週）です。

キンシャサ地図（Google Map）

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