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ニューメキシコ州
タオス
タオス（英語：Taos, New Mexico）は、アメリカ合衆国南西部、ニューメキシコ州北中部のタオス郡にある町です。リオグランデ渓谷とサングレ・デ・クリスト山脈の間に位置し、コロラド州境から南に約 80キロメートルに位置しています。タオスはタオス郡の郡庁所在地であり、郡内で最大の自治体です。2021年現在、推定人口は 6,567人（2018年推計では人口 5,971人）です。
タオス町は 1934年に法人化されましましたが、北に隣接するタオス・プエブロ（ユネスコ世界遺産に登録（1992年）され、町名の由来となっています）には、約 1000年前から人々が居住しています。町名は、先住民族のタオス語で「赤い柳（の場所）」を意味する言葉に由来しています。1615年にスペイン人入植者によって「ドン・フェルナンド・デ・タオス（Don Fernando de Taos）」として築かれたこの町は、ヨーロッパ人と先住民の間で度重なる紛争、特に「プエブロ族の反乱（Pueblo Revolt、1680年、スペイン人植民者に対するプエブロ人の蜂起）」により、18世紀後半まで断続的に入植と放棄が繰りかえされました。
タオスは 1795年、ヌエボ・メキシコ総督フェルナンド・チャコンによって正式に恒久的な入植地として設立され、ランチョス・デ・タオス、キャニオン、タオス・キャニオン、ランチートス、エル・プラド、アロヨ・セコといった近隣のタオス・プエブロ族とイスパノ族のコミュニティにとって、要塞化された広場と交易拠点として機能しました。米墨戦争（Mexican–American War、1846年4月25日～1848年2月2日）中、この地域はアメリカ合衆国に占領され、ヒスパニック系とアメリカ先住民の間で「タオスの反乱（Taos Revolt、1847年）」として知られる反乱が起こりました。
アメリカ合衆国によるヌエボ・メキシコ併合後、タオスは広大な西部開拓地沿いのアメリカ人とヨーロッパ人入植者の中継地となりました。この時期に、町は文化的な飛び地としての評判を高め、1898年に画家のアーネスト・ブルーメンシャインとバート・フィリップスによって最初の芸術家コロニーが設立されました。タオスはそれ以来、「カウンターカルチャーの聖地」や「芸術家の灯台」としての評判を築き、画家のジョージア・オキーフ、イギリスの詩人で作家のD・H・ロレンス、俳優のデニス・ホッパーなどを魅了してきました。
タオス イメージ（タオス・タウン・ホール（Taos Town Hall））
ニューメキシコ州におけるタオスの位置が判る地図（Map of Taos, State of New Mexico, United States of America）
地図サイズ：420ピクセル X 460ピクセル
タオス市内には、アメリカ国道 64号線（U.S. highway 64）およびニューメキシコ州道 68号線/240号線/585号線（New Mexico State Highway 64, 240, 585）が通っています。ニューメキシコ州の州都サンタフェからタオスまで車やバスで 1時間26分（北北東へ道なりで 70.2マイル = 112km）です。
タオス地図（Google Map）
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