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フォロ・トライアーノ
トラヤヌスの記念柱
トラヤヌスの記念柱(イタリア語:Colonna Traiana、ラテン語:Columna Traiani、英語:Trajan's Column)は、イタリアの首都ローマ中心部にある古代ローマ帝国時代の凱旋柱で、ローマ皇帝トラヤヌス(Trajanus、紀元 53年9月18日生~117年8月8日没、ローマ帝国の皇帝(ネルウァ=アントニヌス朝の第2代皇帝)、在位:98年1月27日~117年8月8日)のダキア戦争での勝利を記念しています。おそらく、ローマ元老院の命令で、建築家ダマスカスのアポロドーロス(Apollodorus of Damascus、シリア属州ダマスカス出身、紀元 2世紀に活動したギリシャ人技師・建築家・設計士・彫刻家)の監督のもとで建設されたと考えられています。フォロ・ロマーノの北、フォロ・トライアーノ(トラヤヌスのフォルム)にあります。紀元 113年に完成したこの自立式の柱は、ローマ人とダキア人の間の戦争(101~102年と105~106年)を描いた螺旋状の浅浮き彫りで最も有名です。そのデザインは、古代と現代の数多くの勝利の記念柱に影響を与えました。
この構造物の高さは約 30メートル(98フィート)、大きな台座を含めると35メートル(115フィート)です。柱は、20個の巨大なカララ大理石 ドラムで作られており、それぞれの重量は約 32トン、直径は 3.7メートル(12.1フィート)です。190メートル(620フィート)のフリーズ(Frieze、この場合は柱側面の螺旋状の彫刻)は、柱の周りを 23回巻き付いています。柱の内部には、185段の螺旋階段があり、頂上の展望台にアクセスできます。トラヤヌスの記念柱の柱頭ブロックの重量は 53.3トンで、高さ約 34メートル(112フィート)まで持ち上げなければなりませんでした。古代のコインの意匠によれば、柱の頂上に鳥(おそらく鷲)の像を載せる予定だったことが示されています。建設後、トラヤヌスの像が設置されましましたが、中世に姿を消しました。1587年12月4日、シクストゥス 5世によって頂上に聖ペテロ使徒のブロンズ像が置かれ、現在も柱頭に立っています。
トラヤヌスの記念柱はもともと、ウルピアヌス図書館(Bibliotheca Ulpia)の 2つのセクション、ギリシャ語の部屋とラテン語の部屋に挟まれており、互いに向かい合っていて、壁には壁龕と巻物を収める木製の本棚が並んでいました。ラテン語の部屋には、トラヤヌスがローマ・ダキア戦争について論評した「ダキア」が収められていたと思われ、ほとんどの学者は、トラヤヌスの記念柱の螺旋状の彫刻された物語的デザインにそれが反映されることを意図していたとしています。
トラヤヌスの記念柱 イメージ
トラヤヌスの記念柱への最寄り交通機関は、ローマ地下鉄 B線 / B1線のコロッセオ地下鉄駅(Colosseo)があります。コロッセオ駅からトラヤヌスの記念柱まで徒歩 16分(1200m)です。バスでは 87番のフォーリ・インペリアーリ/カンピドリオ バス停(Fori Imperiali/Campidoglio)があります。
トラヤヌスの記念柱地図(Map of Forum Traiani, Roma, Italy)
地図サイズ:560ピクセル X 440ピクセル
トラヤヌスの記念柱地図(Google Map)
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