カンピドリオ広場 (イタリア語:Piazza del Campidoglio、英語:Capitoline Square、カピトリーノ広場、カンピドーリョ広場とも) は、イタリアの首都ローマ中心部にある古代カピトリーノの丘の頂上、フォロ・ロマーノとカンプス・マルティウス(Campus Martius、「マルスの野」という意味、古代ローマにあった2平方キロメートルの広さの公共地域、現在のローマの第4リオーネ(区)であるカンポ・マルツィオ (Campo Marzio) に相当)の間にある公共の広場です。広場には 3つの主要な建物、パラッツォ・セナトリオ(セナトリオ宮、元老院宮殿、Palazzo Senatorio、別名コムーネ・ディ・ローマ・キャピターレ(Comune di Roma Capitale、市庁舎))と、カピトリーノ美術館(Capitoline Museums)を構成する 2つの宮殿、パラッツォ・デイ・コンセルヴァトーリ(Palazzo dei Conservatori)とパラッツォ・ヌオーヴォ(ヌオーヴォ宮、Palazzo Nuovo)があります。パラッツォ・ヌオーヴォは、1471年に教皇シクストゥス 4世が美術館の最も印象的な彫像のいくつか、雌狼、スピナリオ、カミッルス、コンスタンティヌス大帝(コンスタンティヌス1世、Constantinus、270年代前半の2月27日生~337年5月22日没、ローマ帝国の皇帝(在位:306年~337年)の巨大な頭部を寄贈したことで設立され、最も古い国立美術館の 1つと考えられています。何世紀にもわたって、美術館のコレクションは古代ローマの最も優れた芸術作品や工芸品の多くを含むまでに成長しました。ローマでは貴重すぎる、または壊れやすいとみなされたため、展示用に複製が作られましたが、オリジナルは現在カピトリーノ美術館に展示されています。丘の上の広場は、16世紀に教皇パウロ3世の命によりミケランジェロ(Michelangelo)によって設計されました。
カンピドリオ広場の見所としては、コルドナータ・カピトリーナ(Cordonata Capitolina、アラコエリ広場からカンピドリオ広場へ緩やかに上る階段状の歩道)、カピトリーノ美術館(広場南面)、女神 ローマの泉(Fontana della Dea Roma、広場東面)、セナトリオ宮(広場東面)、ヌオーヴォ宮(広場北面)などがあります。