コリーヌ劇場(フランス語:Théâtre national de Colline、国立ラ・コリンヌ劇場)は、フランスの首都パリ東部 20区のマルト・ブラン通り15番地(15, Rue Malte-Brun)にある劇場です。最寄りの地下鉄駅は 3号線のガンベッタ駅(Gambetta)です。フランス文化省が全面的に支援する演劇専用の 5つの国立劇場のうちの 1つです。他の 4つは、「オデオン座(Odéon-Théâtre de l'Europe)」「コメディ・フランセーズ(Comédie-Française)」「シャイヨ国立劇場(Théâtre national de Chaillot)」「ストラスブール国立劇場(Théâtre national de Strasbourg)」です。国立劇場としての地位上、現代作品の振興がその使命とされており、そのためコリーネ劇場では主に 20世紀の作品が上演されています。
様々な芸術家が劇場の演出で成功を収めてきました。1987年から 1996年までホルヘ・ラヴェッリ(Jorge Lavelli)が演出家を務め、1996年から 2010年まで舞台監督のアラン・フランソン(Alain Françon)が演出家を務めました。2009年1月、舞台監督のステファーヌ・ブラウンシュヴァイク(Stéphane Braunschweig)が劇場のアソシエイト・アーティストとなり、2010年から 2016年まで監督を務めました。俳優、作家、舞台監督のワジディ・ムアワド(Wajdi Mouawad)が 2016年4月に監督に任命されました。