ラ・ヴィレット公園（フランス語：Parc de la Villette、英語：Park of the Villette）は、フランスの首都パリ北東隅 19区にある公立公園です。ヴァンセンヌの森とブローニュの森に次いでパリで 3番目に大きい公園で、面積は 55.5ヘクタール（0.555平方キロメートル）です。この公園には、ヨーロッパ最大の科学博物館であるシテ科学産業博物館（Cité des Sciences et de l'Industrie）、パセ・ラ・ヴィレット（Pathé La Villette、IMAX映画館）、アルゴノート（Argonaute、海洋博物館）、3つの主要なコンサート会場「ゼニス（ZENITH）」「ヴィレット・グランド・ホール（Grande Halle de la Villette）」「フィルハーモニー・ド・パリ（Philharmonie de Paris）」、名門のパリ国立高等音楽・舞踊学校（Conservatoire National Supérieur de Musique et de Danse de Paris）、シテ・ドゥ・ラ・ミュージック（Cité de la Musique）など、パリ最大級の文化施設が集中しています。
ラ・ヴィレット公園へは、パリ・メトロ（パリ地下鉄） 7号線のコランタン・カリウー地下駅（Corentin Cariou）と 5号線のポルト・ド・パンタン地下鉄駅（Porte de Pantin）からアクセスできます。
この公園は、スイス出身のフランス人建築家ベルナール・チュミ（Bernard Tschumi）によって設計され、都市再開発プロジェクトの一環として、パリの巨大な屠殺場と国立肉卸売市場の跡地に、コリン・フルニエ（Colin Fournier）と共同で 1984年から 1987年にかけて建設されました。1867年にナポレオン3世（Napoléon III、本名はシャルル・ルイ＝ナポレオン・ボナパルト（Charles Louis-Napoléon Bonaparte）、1808年4月20日生～1873年1月9日没、フランス第二共和政の大統領（在任：1848年～1852年）、フランス第二帝政の皇帝（在位：1852年～1870年廃位））の指示で建設された屠殺場は、1974年に撤去され、移転されました。チュミは、フランソワ・ミッテラン（François Mitterrand、1916年10月26日生～1996年1月8日没）、フランス共和国第21代大統領（在任：1981年5月21日～1995年5月17日））のグラン・プロジェクトの一環として、1982年から 83年にかけて行われた公園の大規模な設計コンペで優勝し、設計案の作成にあたり、脱構築主義哲学者ジャック・デリダの意見を求めた。
公園の創設以来、クリスチャン・ド・ポルザンパルク、アドリアン・ファインジルベール、フィリップ・シェ、ジャン＝ポール・モレル、ジェラール・シャマユ、チュミ氏など、著名な現代建築家によって美術館、コンサートホール、劇場が設計されてきました。
ラ・ヴィレット公園地図（Map of Parc de la Villette, Paris, Île-de-France, France）
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