オテル・ド・ロアン(ロアン館、フランス語:Hôtel de Rohan)は、フランスの首都パリ中心部 4区マレ地区ヴィエイユ・デュ・タンプル通り(Rue Vieille du Temple)にあります。国立公文書館(Musée des Archives Nationales)は、1808年以来、マレ地区にあるスービーズ館(Hôtel de Soubise)とロアン館とジョクール館(Hôtel Jaucourt)とアッシー館(Hôtel d'Assy)とブレトゥイユ館(Hôtel de Breteuil)およびフォントネー館(Hôtel de Fontenay)などからなる建物群に位置しています。オテル・ド・ロアンは「パリのセーヌ河岸(Paris, Banks of the Seine)」の構成要素の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録(1991年)されています。
2013年にピエールフィット・シュル・セーヌ(Pierrefitte-sur-Seine)に分館がオープンして以来、この歴史的なパリの公文書館には、フランス革命以前の文書と記録、そしていわゆるパリ中央ミニュティエ(Minutier central of Paris)、つまり15世紀から 20世紀初頭までのパリのすべての公証人のアーカイブのみが保管されています。1867年以来、国立公文書館博物館もここに入っています。
2004年、国立公文書館のパリ施設には 98.3キロメートル(61.1マイル)の物理的記録が保管されていました。そのうち 15キロメートル(9.3マイル)はフランス革命以前の古文書です。1790年から 1958年までの記録が 52キロメートル(32マイル)あります。パリ公証記録局(Minutier central)の分が 20キロメートル(12マイル)、個人文書 5.8キロメートル(3.6マイル)、フランス革命時に押収された貴族の文書が 4.5キロメートル(2.8マイル)の本があります。そして最後に、1キロメートル(0.62マイル)の古地図と計画図があります。
2012年から 2013年にかけて、1790年から 20世紀までのすべてのアーカイブ、地図、計画、およびすべての時代のすべての個人アーカイブがピエールフィット・シュル・セーヌの新しい場所に移され、その結果、パリの歴史的な場所に保管されていたアーカイブの量は、物理的な記録で 45.8キロメートル(28.5マイル)に削減されました(2015年末現在の状況)。
50キロメートルを超える文書記録の移転によって解放されたスペースにより、国立公文書館はパリの公証人からの文書、特にまだ収集されていなかった 19世紀後半から 20世紀初頭の記録の収集を再開することが出来るようになりました。2022年現在、国立公文書館に保管されているパリ公証人の記録は、23.8キロメートル(14.8マイル)の棚を埋め尽くしており、1460年代から 20世紀前半までの 2000万件の公証人記録を収録しています。
オテル・ド・ロアン地図(Map of Hôtel de Rohan, Le Marais, Paris, Île-de-France, France)
地図サイズ:720ピクセル X 580ピクセル
オテル・ド・ロアンへの最寄り交通機関は、パリ・メトロ(地下鉄)11号線 ランビュトー地下鉄駅(Rambuteau)、8号線 シュマン・ヴェール地下鉄駅(Chemin Vert)、バスでは 29番 ヴィエイユ・デュ・タンプル通り バス停(Rue Vieille du Temple)があります。
マレ地区におけるオテル・ド・ロアンの場所が判る地図
地図サイズ:640ピクセル X 520ピクセル
オテル・ド・ロアン地図(Google Map)
住所:87 ヴィエイユ・デュ・タンプル通り(Rue Vieille du Temple), 75003 パリ, フランス