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フィレンツェ歴史地区


 フィレンツェ歴史地区(イタリア語: Centro storico di Firenze、英語:Historic Centre of Florence)は、イタリア中部トスカーナ州フィレンツェの第1区(クアルティエーレ 1)に属しています。この地区は 1982年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
 エトルリア人の居住地跡地に築かれたフィレンツェは、ルネサンスの象徴であり、15世紀から 16世紀にかけてメディチ家によって経済的・文化的に卓越した地位を築きました。600年にわたる輝かしい芸術活動は、13世紀の大聖堂(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)、サンタ・クローチェ教会、ウフィツィ美術館、ピッティ宮殿、そしてジョット、フィリッポ・ブルネレスキ、サンドロ・ボッティチェッリ、ミケランジェロといった巨匠たちの作品をこのフィレンツェ歴史地区で見ることができます。
 
フィレンツェ歴史地区 イメージ(シニョリーア広場(Piazza Signoria))
フィレンツェ歴史地区
 
 中世の城壁に描かれた大通りに囲まれたフィレンツェ歴史地区には、街で最も重要な文化遺産が集まっています。当時の経済力と商業力によって築かれた14世紀の城壁に囲まれたフィレンツェは、その後 2世紀に最も栄華を極めました。
 街の精神的な中心はドゥオーモ広場で、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂がそびえ立ちます。大聖堂の両脇にはジョットの鐘楼があり、向かいにはロレンツォ・ギベルティの「天国の門」を持つサン・ジョヴァンニ洗礼堂があります。ここから北へは、ミケロッツォ設計のメディチ・リッカルディ宮殿、フィリッポ・ブルネレスキ設計のサン・ロレンツォ大聖堂、そしてドナテッロとミケランジェロの貴重な聖具室が収められています。さらに進むと、フラ・アンジェリコの傑作を所蔵するサン・マルコ美術館、ミケランジェロのダビデ像(1501年~1504年製作)などを所蔵するアカデミア美術館、そしてフィリッポ・ブルネレスキ作のイノチェンティのロッジアがあるサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場があります。
 ドゥオーモから南へ向かうと、フィレンツェの政治と文化の中心地、ヴェッキオ宮殿とウフィツィ美術館があり、その近くにはバルジェッロ美術館と聖十字架教会があります。ヴェッキオ橋を渡ると、ピッティ宮殿とボーボリ庭園があるオルトラルノ地区に到着します。同じくオルトラルノには、フィリッポ・ブルネレスキ作の聖霊聖堂と、マゾリーノ、マサッチオ、フィリッピーノ・リッピのフレスコ画が飾られたサンタ・マリア・デル・カルミネ教会があります。
 ドゥオーモの西側には、主要な展覧会や文化施設の本拠地である堂々たるストロッツィ宮殿と、レオン・バッティスタ・アルベルティ設計によるファサードを持つサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があります。
 旧市街は、周囲の丘陵地帯、特にベルヴェデーレ要塞、ロマネスク様式のサン・ミニアート・アルモンテ教会のあるミケランジェロ広場、そしてアルノ川渓谷で最も美しい景色の一つを誇るフィエーゾレの丘陵地帯から、その全貌を眺めることができます。
 旧市街の北側は、1865年から 1871年にかけてフィレンツェがイタリアの首都であった時代に作られたパリの大通りをヒントにした、6車線の大きな大通り、ヴィアーリ・ディ・チルコンヴァッラツィオーネに囲まれています。
 数多くの商業施設が集まるフィレンツェの中心部は、ショッピングとエンターテイメントの楽園です。エレガントなブティック、歴史あるカフェ、活気のあるストリートマーケットに加え、数多くのナイトクラブ、ディスコ、アメリカンバー、そしてお酒を楽しむための待ち合わせ場所(有名なネグローニカクテルはここで生まれました)も揃っています。
 
フィレンツェ歴史地区地図(Map of Historic Centre of Florence, Firenze, Toscana, Italy)
フィレンツェ歴史地区地図
地図サイズ:540ピクセル X 540ピクセル
 
フィレンツェ歴史地区地図(Google Map)
 

 
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