シミーラウン山(ドイツ語:Similaun)は、エッツタール・アルプスのセナーレスカム山群にある標高 3,599メートルの山で、オーストリアとイタリアの国境線上に位置しています。一般的に、オーストラリアで6番目に標高が高い山とされています(エッツタール・アルプスでは5番目に高い山)。このシミーラウン山への登山の歴史は、ヨセフ・ラファイナー(Josef Raffeiner)とテオドール・カゼラー(Theodor Kaserer)が1834年に初登頂しました。なお、ペーター・カール・トゥーアヴィーザー(Peter Carl Thurwieser)が1年前の1833年に登頂に成功しているとの説もあります。
シミーラウン山からフィネイルシュピッツェ山への稜線の南斜面で、1991年9月19日にサイモン夫妻(ヘルムート・サイモンとエリカ・サイモン)が解けた雪の下からミイラとなった男性(アイスマン(Ötzi the Iceman))を発見したことで世界的に有名になりました。
シミーラウン山地図(Map of Similaun, Austria)
シミーラウン山と周辺の山
シミーラウン山 / Mount Similaun:標高 3,599m、オーストリアで6番目に標高の高い山
ヒンテレ・シュヴェルツェ山 / Mount Hintere_Schwarze (Hintere Schwärze):標高 3,628m、オーストリアで5番目に標高の高い山
カーレスシュピッツェ山 / Karlesspitze:標高 3,462m
アイスマン / Otzi The Iceman:イタリア・オーストリア国境のエッツ渓谷(標高 3,210m)の氷河で発見された約5300年前の男性のミイラが発見された場所