トルクメニスタン：クフナ・ウルゲンチ

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クフナ・ウルゲンチ地図

　クフナ・ウルゲンチ（トルクメン語：Köneürgenç、ペルシャ語：کهنه گرگانج（Kuhna Gurgānj）、英語：Konye-Urgench）は、トルクメニスタン北部のダショグズ州クフナ・ウルゲンチ地区にある都市です。クフナ・ウルゲンチの人口は 35,386人（2010年現在）、ダショグズ州では州都ダショグズに次いで 2番目、トルクメニスタン全体では 13番目に人口の多い街です。北緯 42度20分東経 59度09分です。クフナ・ウルゲンチの歴史はアケメネス朝ペルシア（紀元前550年～紀元前330年）の時代まで遡ると考えられ、ホラズム・シャー朝の都として12世紀から13世紀初頭に最盛期を迎え中央アジア最大級の都市となっていました。最盛期は長く続かず、1219年から1223年までの「チンギス・カンの西征」によりホラズム・シャー朝が滅亡し、かつてのクフナ・ウルゲンチの街は徹底的に破壊されました。西征後に都市は再建されましたが、1370年代にアムダリア川の流れが北へ移り水が無くなりオアシス都市として機能しなくなり、町が放棄されました。ホラズム・シャー朝時代の貴重な遺構が残されており「クフナ・ウルゲンチ（Kunya Urgench）」の名称でユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録（2005年）されています。

　クフナ・ウルゲンチの観光名所としては、トゥラベック・カナム霊廟（Turabek Khanum Mausoleum）、スルタン・テキシュ廟（Sultan Tekesh Mausoleum）、クトルグ・ティムール・ミナレット（Kutlug Timur Minaret、高さ 60m、1011年築）、セイト・アフメットの廟（Seyit Ahmet Mausoleum）、イル・アルスラン廟（Il Arslan Mausoleum）、マヌン 2世ミナレット（Mamun II Minaret）、スルタン・アリの廟（Sultan Ali Mausoleum）などがあります。

　クフナ・ウルゲンチのホテルとしては、ウルゲンチホテル、スターツーリズム＆ホテル、クニャ・ウルゲンチ、ホテルホゼリ、ホテルカラカルパクパレス、キジルクム、ホテルマッサゲトインヌクス、アセムホテル、ホテルロイヤルヌクス、ホテルヌクスプラザ、ドスリクホテル、ホテルジョペックジョリ、ホテルタシケント、ヌクスホテル、ホテルポイタックスト、リオンホテルなどがあります。

トルクメニスタンにおけるクフナ・ウルゲンチの位置が判る地図

地図サイズ：480ピクセル X 360ピクセル

　クフナ・ウルゲンチへの交通アクセスは、トルクメニスタンの首都アシガバートからクフナ・ウルゲンチまで車で 7時間40分（北へ道なりで 540km）、ダルヴァサから車で 4時間30分（北へ道なりで 270km）、ダショグズから車で 1時間30分（北西へ道なりで 96km）です。クフナ・ウルゲンチからウズベキスタンのヌクスまで車で 58分（北東へ道なりで 48km）です。

クフナ・ウルゲンチ地図（Map of Konye-Urgench, Turkmenistan）

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