スプラトリー島(英語:Spratly Island)は、南シナ海南部の南沙諸島の北緯8度38分41秒 東経111度55分12秒の場所にある島(自然陸地は15ヘクタール)で、ベトナムが実効支配しています。ベトナム名はチュオンサ島(ベトナム語:Đảo Trường Sa)、中国名は南威島となっています。珊瑚礁を大規模に埋め立て、1,000メートル級滑走路(将来的には1,200mまで延長?)や港湾施設が建設され、ベトナムが領有を主張する南沙諸島の拠点となっているのがこのスプラトリー島です。
スプラトリー島地図(日本語表記)
南沙諸島スプラトリー島周辺地図(Map of Spratly Island, Spratly Islands)
スプラトリー島と周辺の岩礁
1. スプラトリー島 / Spratly Island / ベトナム語 Đảo Trường Sa(チュオンサ島):ベトナムが実効支配、埋め立てにより1,000メートル級滑走路や港湾を建設
2. ラッド礁 / Ladd Reef:ベトナムが実効支配、満潮時に完全に水没、スプラトリー島からラッド礁まで西へ27㎞
3. ロンドン堆ウエスト・ロンドン礁 / West London Reef:ベトナムが実効支配、港湾施設あり、スプラトリー島からウエスト・ロンドン礁まで北東へ41㎞
4. ロンドン堆セントラル・ロンドン礁 / Central London Reef:ベトナムが実効支配、居住施設あり
5. ロンドン堆イースト・ロンドン礁 / East London Reef:ベトナムが実効支配
6. ロンドン堆クアテロン礁(華陽礁) / Cuarteron Reef:中国が実効支配、中国人民解放軍海軍南海艦隊が駐留、高さ50メートルの灯台、高周波レーダー設備、ヘリポート、港湾施設、4階建て程度のビルあり
7. ファイアリー・クロス礁(永暑礁) / Fiery Cross Reef:中国が実効支配、サンゴ礁を大規模に埋め立て3,000メートル級滑走路や港湾施設を建設
8. ライフルマン堆ボンベイ岩 / Bombay Castle, Rifleman Bank:ベトナムが実効支配し灯台が設置されています。
9. アンボイナ砂堆 / Amboyna Cay:ベトナムが実効支配
10. バーク・カナダ礁(柏礁) / Barque Canada Reef:ベトナムが実効支配