サン=ルイ(フランス語:Saint-Louis)は、セネガル共和国西部内陸のサン=ルイ州サン=ルイ県にある都市で、サン=ルイ州の州都となっている街、大西洋に流れ込むセネガル川の河口南岸(セネガルとモーリタニアの国境)に位置しています。サン=ルイの人口は 258,592人(2021年推計、2013年統計では人口 209,752人)、北緯 16度02分 西経 16度30分です。1659年にフランスによって町が造られ、1673年にフランス領セネガルの首都、1895年にはフランス領西アフリカの首都となった歴史ある街です。なお1902年にフランス領セネガル・フランス領西アフリカ共にダカールへ遷都されています。本土から500メートル沖にあるサン=ルイ島には往時のコロニアル様式の街並みが良好な状態で残されており、「サン=ルイ島(Island of Saint-Louis)」の名称で世界遺産(文化遺産、2000年)に登録されています。
サン=ルイの観光名所としては、フェデルブ橋(Faidherbe Bridge、アフリカ大陸本土とサン=ルイ島を繋ぐ道路鉄橋)、サン=ルイ写真美術館(Musée de la Photographie de Saint-Louis)、ジャン・メルモス博物館(Musée Jean Mermoz)、グランド・モスク(Grande Mosquée de HLM)、サン=ルイ・アン・イル教会(L’église Saint-Louis-en-l’Île、カトリック教会)、プラージュ・イドロバズ(Plage Hydrobase、白砂のビーチ)などがあります。