モザンビーク島(ポルトガル語:Ilha de Moçambique(イーリャ・デ・モサンビーケ)、英語:Island of Mozambique)は、モザンビーク北東部沿岸のナンプーラ州にある島であり都市です。モザンビーク北部沿岸のモスリル湾とモザンビーク海峡の間に位置しています。モザンビーク島の人口は約1万4千人、南緯 15度02分12秒 東経 40度43分58秒です。ヨーロッパ人が到来する前からアラブ人の漁港があり、16世紀にポルトガルが海軍の拠点となる港を整備したのが都市としてのモザンビークの始まりで、16世紀から19世紀末まではポルトガル領東アフリカの首都として栄えました。長い間、インド航路の拠点港となっていましたが、1869年にスエズ運河が開通すると重要性が低下し街が衰退し、1898年になって首都はモザンビーク本土のロウレンソ・マルケス(現在のマプト)へ移されました。往時のポルトガル植民都市の景観が現在でも残されており「モザンビーク島(Island of Mozambique)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(1991年)されています。
モザンビーク島の観光名所としては、サン・セバスティアオン要塞(Fortaleza de São Sebastião)、ノサ・セニョラ・デ・バルアルテ礼拝堂(聖母バルアルテ礼拝堂、Capela de Nossa Senhora Baluarte、南半球における現存最古のヨーロッパ建築物)、サント・アントーニオ教会(Igreja de Santo António)、ミゼリコールディア教会(Igreja da Misericórdia)、レディ・ヘルス教会(Church of Senhora Saude)、中央モスク(Mesquita Central)などがあります。