エッサウィラ(Essaouira)は、モロッコ中部の大西洋沿岸のマラケシュ=テンシフト=エル・ハオウズ地方にある人口 約7万人(2004年現在)の港湾都市です。エッサウィラは、紀元前800年頃にはフェニキア人による港町が開かれ、紀元1世紀の古代ローマ帝国の時代古代紫の染料の生産地として広く知られていました。1506年から1510年にはポルトガルに占領され「モガドール城(Castelo Real de Mogador)」が築かれました。1765年になると、アラウィー朝のスルタンであったシディ・ムハンマド・ベン・アブダラーの元でフランス人建築家テオドール・クールニュの設計で街(現在の旧市街メディナ)が造られました。「エッサウィラのメディナ」として世界遺産に登録されています。