ガイアナ：リンデン - 旅行のとも、ZenTech

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リンデン

　リンデン（英語：Linden, Guyana）は、ガイアナ共和国中部のアッパー・デメララ＝ベルビセ州にある都市で、アッパー・デメララ＝ベルビセ州の州都となっている街です。ガイアナでは珍しく内陸部にある都市で、首都ジョージタウンからデメララ川を遡って上流105キロメートルの場所に位置しています。リンデンの人口は 27,277人（2012年現在）、アッパー・デメララ＝ベルビセ州の最大都市、ガイアナではジョージタウンに次いで 2番目に人口の多い街です。海抜 48メートル（157フィート）、北緯 6度00分西経 58度18分です。1970年に町として宣言され、マッケンジー、クリスチャンバーグ、ウィスマールの各コミュニティを含みます。デメララ川沿いに位置しています。主にボーキサイト鉱山の町で、深さ 60～90メートルの鉱山が数多くあり、現在では多くの鉱山が使われていません。

リンデンイメージ（デメララ川）

　リンデンの観光名所としては、ブルー・レイク（Blue Lake Linden）、リンデン市営市場（Linden Municipal Market）、リンデン博物館（Linden Museum of Socio-Cultural Heritage）、グラック島（Gluck Island、エセキボ川の中島、熱帯雨林のエコツーリズムで人気の場所、リンデン市街から直線距離で西へ30キロメートル）などがあります。

　リンデンのホテルとしては、クリムソン・バット・ホテル（Crimson Bat Hotel）、R&R コンフォート・イン（R&R Comfort INN）、マアシヴェ・イン（Massive Inn）、ジョセフ・ゲスト・アパートメンツ（Joseph Guest Apartments）、ワトーカ・ゲスト・ホテル（Watooka Guest）、アイランド・チル・ゲストハウス（Island Chill Guesthouse）、フィリス・バンケット・ホール＆ホテル（Philu's Banquet Hall）、モーニング・スターホテル＆レストラン（Morning Star Hotel & Restaurant）、ウェイネス・ワールド・ホリデー・レット・アパートメンツ（Waynes world Holiday Let Apartments）、ネトスレ・ナチュレ・パーク（Netsure natuer park）などがあります。

ガイアナにおけるリンデンの場所が判る地図
リンデン地図

地図サイズ：360ピクセル X 480ピクセル

　リンデンにおける商業的なボーキサイト採掘は 100年前に始まりました。1916年、カナダ・アルミニウム社の子会社であるデメララ・ボーキサイト・カンパニー・リミテッド（DEMBA）が、ボーキサイトの採掘、加工、販売を目的として設立されました。この予備事業の拠点として選ばれたのは、首都ジョージタウンの南105キロメートル（65マイル）に位置するデメララ川沿いです。当時、この地域にはウィスマール、ガイアナ・ウィスマール、クリスチャンバーグの地区を除いて、集落はありませんでした。同社の事業拠点であるマッケンジーは、スコットランド系アメリカ人の地質学者、ジョージ・ベイン・マッケンジーにちなんで名付けられました。彼は 1913年に初めてこの地域を訪れ、ボーキサイト採掘のために探検しました。彼は 1914年に再びこの地域を訪れ、採掘用の土地を購入し、スリー・フレンズ鉱山近くの川岸で使用するための 45トン級の木造船を数隻建造しました。この鉱山は、最初の採掘場となりました。
　当初、ボーキサイトはシャベルとツルハシ、そしてラバの荷車で表土を取り除いて採掘されました。ボーキサイトは原石のままはしけに積み込まれ、ジョージタウン港の中流に停泊している船舶まで曳航されて出荷されました。
　長年にわたり、DEMBAは採掘された鉱石の破砕、選別、洗浄、乾燥、貯蔵、積み込みのための機械だけでなく、地元および外国人の常勤労働者のための住宅施設も整備しました。さらに、機械工場、大工工場、電気工場、発電・配電システム、飲料水供給、病院など、付帯サービス施設も整備されました。こうした産業、社会、そして物理的なインフラの最終成果として、マッケンジーという名のコンパクトなタウンシップが誕生しました。このタウンシップは、食料やスペアパーツの供給をボーキサイト採掘コミュニティの外部に依存していました。ガイアナ政府は、国の経済の重要部門を管理する政策に基づき、1971年7月15日にDEMBAの資産を国有化し、ガイアナ・ボーキサイト会社（GUYBAU）に置き換えました。1976年には、ジョージタウンにボーキサイト産業の持株会社としてボーキサイト産業開発会社（BIDCO）が設立されました。
　1975年1月1日には、同様の国有化措置として、バーバイスの姉妹会社であるレイノルズ・メタル・カンパニーがバーバイス鉱業企業（BERMINE）となりました。ガイアナ政府が主要株主であったため、両ボーキサイト企業の国有化は、緊密な連携体制の基盤となりました。また、GUYBAUとBERMINEの機能を一つの持株会社に統合することで、経済的なメリットも得られました。さらに、ボーキサイトの採掘・加工活動において、資金、資材、人的資源を最適に配分できる体制も整いました。その結果、1977年10月に両社はガイアナ鉱業公社（GUYMINE）の名称で合併しました。両社はバーバイス事業部とリンデン事業部に分割されました。
　リンデン鉱業公社は、政府が公社法に基づきガイマインズを解散し、バーバイス事業部とリンデン事業部を別会社とする命令に署名した1992年6月に誕生しました。バーバイス事業部は元のバーバイス鉱業公社（BERMINE）の名称に戻り、リンデン事業部はリンデン鉱業公社（LINMINE）に改称されました。LINMINEは、1992年から 1995年までの 3年間、オーストラリアの鉱業・加工エンジニアズ社（MINPROC）の経営下に置かれました。
　リンデンを構成する3つの村は、以前はヴィスマー、マッケンジー、クリスチャンバーグとして知られていましましたが、1970年に当時の大統領リンデン・フォーブス・サンプソン・バーナム（別名フォーブス・バーナム）によって、自身の名前にちなんでリンデンという名前の町として改名され、統合されました。

　リンデンへの交通アクセスは、飛行機ではリンデン空港（Linden Airport）があります。
　ガイアナの首都ジョージタウンからリンデンまで車で 1時間45分（南へ道なりで 110km）、ティメイリから車で 1時間15分（南へ道なりで 83km）です。リンデンからイトゥニまで車で 1時間45分（南へ道なりで 64km）、レセム（ガイアナ・ブラジル国境のガイアナ側の街）まで車で 8時間40分（南南西へ道なりで 450km）です。

リンデン地図（Google Map）

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