カーボベルデ：ミンデロ - 旅行のとも、ZenTech

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ミンデロ地図

　ミンデロ（ポルトガル語/英語：Mindelo, Cape Verde）は、カーボベルデ共和国サン・ヴィセンテ島北部の港湾都市です。ミンデロは、ノッサ・セニョーラ・ダ・ルス教区の所在地であり、サン・ヴィセンテ市も管轄しています。島全体の人口の 93％がミンデロに居住し、カーボベルデでは首都プライアに次いで 2番目に人口の多い都市、バルラベント諸島では最大の都市です。面積 67平方キロメートル（26平方マイル）、北緯 16度53分10秒東経 24度59分17秒です。ミンデロはカーボベルデの文化首都ともみなされており、色鮮やかで活気のあるカーニバルで知られています。カーニバルはポルトガルの伝統にルーツを持ち、後にブラジル文化の影響を受けています。
　ミンデロの集落は 1793年にポルトガル人によって設立されました。当初は「ノッサ・セニョーラ・ダ・ルス（Nossa Senhora da Luz）」と名付けられ、1820年頃に王妃にちなんで「レオポルディーナ（Leopoldina）」と改名されました。1832年にポルト北部のミンデロに上陸したことにちなんで、1838年にミンデロと改名されました。1838年にはイギリス東インド会社の船舶の石炭置き場となり、続いて1850年にはロイヤルメール蒸気船会社の石炭置き場となりました。この集落は 1858年に町（ヴィラ）となり、当時の住民は 1,400人でした。1879年には都市（シダーデ）となり、当時の住民は 3,717人でした。1884年にはヨーロッパ、アフリカ、インド、北アメリカを結ぶ海底通信ケーブルが敷設され、ミンデロはイギリス帝国の重要な通信中心地となりました。
　20世紀初頭になると、ミンデロ港は大西洋横断航海における重要性を失いました。その原因は、船舶燃料が石炭から石油へと移行したこと、ダカールやカナリア諸島といった競合港の台頭、そして港湾インフラへの投資不足です。1910年から 1940年にかけて、ミンデロでは数回のストライキが発生し、1934年6月7日には失業と貧困を原因とするミンデロの街頭暴動が発生し、1人が死亡し、数人が負傷しました。
　1940年から 1958年にかけて、3度の長期にわたる深刻な干ばつが、土壌浸食と過放牧と相まって、カーボベルデに飢饉をもたらしました。群島全体で約 4万5千人が死亡し、2万人が移住しました。ミンデロは、特に近隣のサント・アンタンからの移民を惹きつけ、成長を続けました。ミンデロは、2002年11月から 2003年11月まで、ポルトガル語圏の文化の中心地となりました。

ミンデロイメージ（人民宮殿）

　ミンデロの観光名所としては、ベレンの塔のレプリカ＝海洋博物館（Replica da Torre De Belém - Museu Do Mar）、セザリア・エヴォラ博物館（Núcleo Museológico Cesária Évora、セザリア・エヴォラ（1941年8月27日生～2011年12月17日没、ミンデロ出身）はカーボベルデ代表する音楽「モルナ」の歌手）、プライア・ダ・ラジーニャ（Praia da Laginha、白砂のビーチ）、光の聖母教会（Igreja da Nossa Senhora da Luz）、人民宮殿（People's Palace、パラシオ・ド・ポヴォ（Palácio do Povo））、王の砦（Fortim do Rei）、ミンデロ公共市場（Mercado Municipal）、ジウ国立保護区（Djeu、岩礁）、ニンホ・デ・ギンチョ（Ninho de Guincho、沿岸の断崖近くにあるそそり立つ大きな岩）、アデーリト・セナ競技場（Estádio Municipal Adérito Sena）、サン・ヴィセンテ・ゴルフ場（Club de Golf de S. Vicente）などがあります。

　ミンデロのホテルは、プラッサ 3 ブティックホテル、カフェロイヤルスイーツ、マンサマリーナホテル、ブルーマーリンホテル、オアシスポルトグレンデ、カーサダジェジャ、カーサデポコゲストハウス＆ギャラリー、＠ジョーゼット B&B、カーサアズル、ルナブティックホテル、ミンデルホテル、サンタクルスブティックホテル、ドンパコホテル、カーサセナドールヴェラ＝クルス、カーサカフェミンデロ、モレノスブティックホテル、ゲストハウスソンセント、カーサコロニアル、ソラルウィンデロ、ホステルミンデロ、マデラルジーニョホテル、ヴィラミラマール、シマボスバックパッカーズホステル、チェスラウチャレジデンシャル、アパートホテルアヴェニーダ、ミンデロレジデンシャル、ラジーニャビーチゲストハウス、アルラレジデンシャルなどがあります。

カーボベルデにおけるミンデロの位置が判る地図

地図サイズ：420ピクセル X 440ピクセル

　ミンデロへの交通アクセスは、飛行機ではセザリア・エヴォラ空港（Cesária Évora Airport）、島間フェリーはポルト・グランデ（Porto Grande、ミンデロ港）があります。ミンデロ市街中心部から空港まで車で 12分（南西へ道なりで 10km）です。
　ヨーロッパからはポルトガルのリスボンからミンデロから 7時間10分（直行便、1便/週）です。
　カーボベルデ国内では首都プライアからミンデロまで飛行機で 55分（直行便、0～2便/日）、サル島（アミルカル・カブラル国際空港）から飛行機で 50分（直行便、4便/週）です。ミンデロ港からサント・アンタン島ポルト・ノボまで船（フェリー）で 1時間5分（17km）、サル島パルメイラまで船で 9時間20分（225km）です。サン・ヴィセンテ島内では、ミンデロからバイーア・ダス・ガッタスまで車で 16分（東北東へ道なりで 11km）、カリャウまで車で 25分（東南東へ道なりで 19km）です。

ミンデロ地図（Map of Mindelo, Cape Verde）

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