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コモロ気温


 アフリカ南東部沖合い、大陸とマダカスカルの間のモザンビーク海峡にあるするコモロの気候は、海洋性の熱帯性気候で、季節は 2つあります。1つは北東モンスーンの影響で 11月から翌年 4月は暑く湿気が多い雨季(地元では「kashkazi」と呼ばれています)、もう 1つはそれ以外の時期(5月から 10月)は涼しく乾燥した季節(乾季、地元では「kusi」と呼ばれます)です。海岸沿いの月平均気温は 23~28℃(73.4~82.4°F)です。年間平均降水量は 2,000ミリメートル(78.7インチ)ですが、コモロ諸島の多くの地域では水が不足しています。モヘリ島とフランス領マヨット島には小川などの自然の水源がありますが、グランド・コモロ島とアンジュアン島は山岳地帯で水があまり保たれないため、自然に発生する流水(河川)はほとんどありません。暑く雨の多い季節に発生するサイクロンは、特に沿岸部で大きな被害をもたらすことがあります。平均して 10年に少なくとも 2回は、家屋、農場、港湾施設がこれらの大嵐によって壊滅的な被害を受けています。
 緯度が低いため、これらの島々は熱帯低気圧の影響を受けることは滅多にありません(サイクロン帯から外れているため、サイクロンの襲来は稀)。しかし、いくつかのサイクロンが被害や死者を出したことがあります。1905年12月と1906年12月のサイクロンは飢饉を引き起こし、1905年8月から 1906年1月の間に 490人が死亡しました。1950年の熱帯低気圧はアンジュアン島とモヘリ島を通過し、585人が死亡し、7万人が負傷しました。このサイクロンは 4万人を家屋から奪い、作物やインフラに 3.5ポンド相当の被害をもたらしました。
 
コモロ気候区分地図
コモロ気候区分地図
コモロ地図
コモロ地図
 
 コモロ連合は、コモロ諸島の 3つの主要島であるンガジジャ島(グランド・コモロ島)、ムワリ島(モヘリ島)、ンズワニ島(アンジュアン島)と、多数の小島から構成されています。島々は公式にはコモロ語の名前で知られていますが、国際的な情報源ではフランス語の名前が使用されています(上記の括弧内)。首都で最大の都市であるモロニはンガジジャにあり、最も人口密度の高い島はアンジュアンです。この諸島はインド洋のモザンビーク海峡にあり、アフリカ海岸(モザンビークタンザニアに最も近い)とマダガスカルの間にあり、陸地の国境はありません。
 面積は 1,659平方キロメートル(641平方マイル)で、世界で最も小さい国の一つです。コモロはまた、320平方キロメートル(120平方マイル)の領海を主張しています。島の内部は険しい山から低い丘まで様々です。
 ンガジジャ島はコモロ諸島の中で最大の島で、面積は 1,024平方キロメートルです。また、最も新しい島であるため、岩の多い土壌です。島にはカルタラ(活火山)とラ・グリル(休火山)という 2つの火山があり、良い港がないことが地形の特徴です。ムワリ島は主都がフォンボニ(Fomboni)にあり、4つの主要島の中で最小です。ムツァムドゥ(Mutsamudu)が主都のンズワニ島は、中央の山頂であるンティンギ山(標高 1,575メートル(5,167フィート))から伸びる 3つの山脈(シシワニ、ニオウマケレ、ジミリメ)によって特徴的な三角形をしています。
 コモロ諸島の島々は火山活動によって形成されました。ンガジジャ島にある活火山のカルタラ山(Karthala)は、標高 2,361メートル(7,746フィート)で、コモロ諸島で最も高い地点にあります。この山には、消滅しつつある熱帯雨林が広がっています。カルタラは現在、世界で最も活発な火山の 1つで、2006年5月に小規模な噴火があり、最近では 2005年4月と1991年にも噴火しています。2005年の噴火は 4月17日から 19日まで続き、4万人の住民が避難し、火山の 3×4キロメートル(2×2.5マイル)のカルデラにある火口湖が破壊されました。
 コモロはまた、インド洋に点在する島々「グロリオソ諸島(Glorioso Islands)」の領有権を主張しています。グロリオソ諸島は、グランド グロリューズ、イル デュ リス、レック ロック、サウス ロック、ヴェルト ロック(3つの小島)、および 3つの岩礁で構成されています。フランスの海外県の 1つです。グロリオソ諸島は 1975年以前は植民地コモロによって管理されていたため、コモロ諸島の一部と見なされることもあります。コモロ諸島のかつての島で現在は水没しているバンク・デュ・ガイザー(Banc du Geyser)は、地理的にはエパルス諸島にありますが、1976年にマダガスカルに併合され、領有権を主張していない領土となりました。コモロとフランスはいずれも、バンク・デュ・ガイザーをグロリオソ諸島の一部、つまりその排他的経済水域の一部と見なしています。
 
グランドコモロ島の気温 =====================================
 
グランドコモロ島モロニ月別気温(Temperature & Precipitation of Moroni, Grande Comore Island, Comoros):モロニの気温グラフ、コモロ連合の首都であり最大都市(人口 42,872人 = 2005年現在)、グランドコモロ島(ンジャジジャ島)西岸
月別1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均最高気温(℃)30.430.430.830.429.528.427.727.728.129.130.330.8
平均最低気温(℃)23.423.32322.621.219.618.818.41920.321.622.6
降水量(mm)36429327931625626624415010897108219
降雨日数(日)181618181212121011121216
モロニの年間平均気温 25.3℃、年間平均最高気温 29.5℃、年間平均最低気温 21.2℃、年間降水量 2700ミリメートル
 
アンジュアン島:ドモニ(Domoni)
 
仏領マヨットの気温 =====================================
 
ザウジ月別気温(Temperature & Precipitation of Dzaoudzi, Mayotte Island, France):ザウジの気温グラフ
月別1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均最高気温(℃)313131312927272728293131
平均最低気温(℃)242424242423222122232424
降水量(mm)249211183863610810204858142
ザウジの年間平均気温 26.3℃、年間平均最高気温 29.4℃、年間平均最低気温 23.3℃、年間降水量 1061ミリメートル
 
マムズ(Mamoudzou、仏領マヨットの首府)、 ウアンガニ(Ouangani)、 デンベニ(ドンベニ、Dembeni)、 パマンジ(Pamandzi)、 バンドレレ(Bandrélé)
 

 
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