ブラジル南東部にあるリオデジャネイロ州は、州全体が熱帯地方に位置しているため(南回帰線(南緯 23度26分22秒)が州最南端(南緯 23度21分40秒)からわずか数キロ南を通過)、熱帯性気候が支配的です。リオデジャネイロ州の州都となっているリオデジャネイロ市(Rio de Janeiro City)の年間平均気温は 25.3℃、年間降水量 1,069ミリメートルです。ただし、標高が高いため、場所によっては気温が氷点下(0℃)になることもあります。テレゾポリス(Teresópolis)、ノバ・フリブルゴ(Nova Friburgo)、ペトロポリス(Petrópolis)などの内陸にある山岳都市では霜が降りることは珍しくなく、イタチアイア国立公園(Itatiaia National Park)では雪が降ることもあります。
海岸沿いの年間平均気温は夏が約 23℃(73°F)、冬が 20℃(68°F)です。山岳地帯の年間平均気温は 18℃(64°F)程度ですが、標高 600~700メートル(2,000~2,300フィート)の 20℃(68°F)からイタチアイア国立公園の 7℃(45°F)まで変動します。これらの地域の夏は暖かくなりますが、暑くはなく、平均気温は約 22℃(72°F)です。冬はブラジルの基準からするとかなり寒く、最低気温は約 8~9℃(46~48°F)です。
雨は夏(12月~ 3月)に集中し、冬(6月~ 9月)は乾季です。リオデジャネイロ州の大部分では、年間降雨量は 1,000~1,500ミリメートル(39~59インチ)です。
リオデジャネイロ州気候区分地図
リオデジャネイロ州リオデジャネイロ月別気温(Temperature & Precipitation of Rio de Janeiro City, Rio de Janeiro State, Brazil):リオデジャネイロの気温グラフ、リオデジャネイロ州の州都、人口 6,688,930人、リオデジャネイロ都市圏人口 12,280,702人(2015年現在)、ブラジルではサンパウロに次いで 2番目に人口の多い街(ブラジル最大の観光地)です。巨大なキリスト像があるコルコバードの丘やリオデジャネイロ植物園などがあるチジュカ国立公園やコパカバーナ海岸が「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群(Rio de Janeiro: Carioca Landscapes between the Mountain and the Sea)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(2012年)されています。
月別
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
過去最高気温(℃)
40.9
41.8
41.0
39.3
36.3
35.9
34.9
38.9
40.6
42.8
40.5
43.2
平均最高気温(℃)
31.5
32.2
31.2
30.0
27.8
26.7
26.4
27.0
26.7
28.2
29.4
30.3
平均最低気温(℃)
24.1
24.4
24.0
23.0
20.7
19.3
18.7
19.1
19.6
21.1
22.3
23.2
過去最低気温(℃)
17.7
18.9
18.6
16.2
11.1
11.6
12.2
10.6
10.2
10.1
15.1
17.1
降水量(mm)
137.1
130.4
135.8
94.9
69.8
42.7
41.9
44.5
53.6
86.5
97.8
134.2
降水日数(日、1mm以上)
11
7
8
9
6
6
4
5
7
9
10
11
平均相対湿度(%)
79
79
80
80
80
79
77
77
79
80
79
80
月間日射量(時間)
211.9
201.3
206.4
181.0
186.3
175.1
188.6
184.8
146.2
152.1
168.5
179.6
リオデジャネイロの年間平均気温 25.3℃、年間平均最高気温 29.0℃、年間平均最低気温 21.6℃、年間降水量 1,069ミリメートル、年間降雨日数 93日間、年間日照時間 2,182時間、1981年から2010年まで30年間の平均値、過去最低・最高気温は1961年から1990年までの極値、降水と相対湿度および日射量は1961年から1990年、ブラジル国立気象研究所(INMET = Instituto Nacional de Meteorologia)データ、南緯 22度55分 西経43度12分、標高 0~1,020メートル