仏教石窟寺院群
★★印は写真のページ「インド石窟巡り」を用意しています。
アジャンタ石窟(Ajanta) ★★
オーランガバードの北106Km。第9窟が最古で紀元前2世紀に開窟。第8〜13窟が紀元前2世紀〜後1世紀に成立、その他の窟は5〜7世紀に成立。第9、10、19、26窟は内部にストゥーパ(仏塔)を持つチャイトヤ(礼拝堂)窟。その他の窟は、僧侶の修行のためのヴィハーラ(僧院)窟。
エローラ石窟(Ellora) ★★
オーランガバードの西北29Km。合計34窟の石窟がある。第1〜12窟までが仏教窟で5〜7世紀に成立。第13〜29窟までがヒンドゥ教窟で7〜10世紀に成立。第30〜34窟までがジャイナ教窟で8〜10世紀に成立。第10と12窟が有名。第10窟はエローラ唯一のチャイトヤ窟、第12窟はベランダ付き三階建てのヴィハーラ窟。
オーランガバード石窟(Aurangabad) ★★
オーランガバード市街地の北方3Km。9つの石窟から構成され、1〜7世紀のもので、2群に別れている。第1群は2004年夏現在拝観中止。
ピタルコーラ石窟(Pitalkhora)
エローラから南西約30Km。12の石窟があり、4つのチャイトヤ窟と8つのヴィハーラ窟で構成されている。紀元前1世紀から開窟。
バジャー石窟(Bhaja) ★★
ムンバイからプネー(Pune)の途中駅マラヴァリ駅から1.5Km南。カルーラ石窟の近く。18の石窟があり、紀元前2〜1世紀に成立。第12窟は馬蹄形のチャイトヤ窟であり、27本の石柱に支えられたチーク材のたる垂木が残っている。
カルーラ石窟(Karla) ★★
ムンバイからプネー(Pune)の途中駅ロナバラ(Lonavala)駅から東北12Km・バジャー石窟の近く。紀元前1世紀〜紀元1世紀に掘られたチャイトヤ窟は、インド最大でかつ保存状態も良い。
ベドゥーサ石窟(Bedsa)
ロナバラ(Lonavala)駅から東に2駅目のカムシェット駅から南に6Km。チャイトヤ窟とヴィハーラ窟が各々1つ。紀元前2世紀〜紀元1世紀に成立。
テルバイラー石窟(Telvaira)
ロナバラ(Lonavala)駅から南39Kmの西ガーツ山脈に岩壁地帯。小規模だが17つの石窟がある。バジャー石窟より更に古く、紀元前2世紀に成立。
カンヘリー石窟(Kanheri) ★★
ムンバイ市から北へ42Kmの国立公園内。大小さまざまなチャイトヤ窟・仏殿・僧坊・講堂など109窟。2〜9世紀に成立。最古のものは、第三窟のチャイトヤ窟でカルーラ石窟のチャイトヤ窟を模したもの。
ナーシク石窟(Nasik)
ムンバイから北に約150Km。ムンバイ−カルカッタ線のナシーク駅から南西8Km。23の石窟があり、紀元前1世紀〜後2世紀に成立し、6〜7世紀に手を加えられた窟院もある。最も古いのが、第18窟のチャイトヤ窟。
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