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ロープロ ステルスリポーター D300AW


 2013年3月にカメラとレンズを新調しました。それまで使用していたカメラは、ボディがニコンの「D80」(2007年4月購入)、標準ズームが同じくニコンの「AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR」です。そろそろ新しいデジタル一眼レフが欲しくなり、分不相応にも「ゼロを一つ増やすだけ」と訳の判らぬ理屈で「D800」を購入し、更に血迷いレンズは大三元の「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」を同時購入の大人買いとなりました。
 いままで、フィルム時代からD80までずっとショルダーバッグに放り込んで使っていたので、今回のD800もショルダーバッグで運用しようと考え、いろいろなショルダーバッグを探しました(その時のまとめは「ショルダーバッグを参照」)。
 D800にAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを付けた状態で収納すると、ボディとレンズの寸法を単純に足し合わせると「幅 146mm×高さ123mm×奥行き214.5mm」という数字になり、これを満たす内寸のあるショルダーバッグが必要となります。かなり大きなものとなり、撮影中も持ち運ぶのはかなり厳しそうです。「カメラのキタムラ」でカメラ購入の時に相談すると「容量的には問題ありませんよ〜」と意外に小ぶりな物を見せられ、ちょっと安心して、内寸的にはNGなのですが「ロープロ ステルスリポーター D300AW」を購入しました。結果としては、見た目が多少ボコッとしたものになりましたが、D800にAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを付けた状態で収納できました。さらに望遠レンズ(AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED)とフラッシュ(スピードライト、SB-600)やその他アクセサリーも余裕で入ります。
 
ロープロ ステルスリポーター D300AW の写真
ロープロ ステルスリポーター D300AW
前面上方から見たステルスリポーター D300AW
D800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
D800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
 
製品説明(ロープロのWebサイトにある商品ページ「ロープロ(Lowepro) ステルスリポーターD300AW」より引用)
ソフト・軽量のリポーターバッグは、フォトジャーナリストが機材を整理でき、日々遭遇するあらゆる危険から機材を保護できるよう設計されています。新しくなったステルスリポーターは、特にフォトジャーナリストのために最新でたくさんの機能を盛り込みました。柔らかで流線型の洒落た外見にだまされないでください。たくさんの機能がここにあります。パッド入りの調節可能なディバイダーと柔らかなトリコットな内装がデリケートな機材を守ります。取り付け金具が自在に回転する快適なショルダーベルト、多用途に使えるウエストベルト/安定ストラップが、片方の肩に掛けてもたすき掛けにしても、安全に機材を運べます。走り回っても大丈夫です。そのほかにも、隠しパスポートポケットやオールウェザーAWカバー、色分けされた12枚収納可能なメモリーウォレット、イメージビュア用パッド入りポケット、スリップロックアタッチメントループ、ラゲージストラップと、お気に入りの多目的バッグになるでしょう。
 
仕様
内寸法:W275×H195×D175mm
外寸法:W315×H235×D235mm
重量:約1450g
材質:防滴600デニールTXPリップストップ2000デニールバリスティックナイロン
収納例:プロ用一眼レフカメラ:1機+交換レンズ:3-4本+ストロボ+アクセサリー
 
 気になるお値段は、ロープロの日本での代理店であるハクバ写真産業株式会社のWebサイトでは「希望小売価格 23,100円(税込) 」、Webサイトで会員登録後は「販売価格 18,480円(税込) 」となっています。多分この価格なら買いませんでした。いつもネット通販は楽天を利用しているのですが、価格比較のためアマゾンで検索すると値段がかなり安く在庫アリだったのでアマゾンで購入(8908円(税込み・送料無料、2013年3月6日))しました。
 
では実際にはどんなカメラ用ショルダーバッグなのでしょうか。
 
 は、「 ブラック(黒色)」のみです。Webサイトの紹介文「柔らかで流線型の洒落た外見」と言うほどお洒落なものではありません。まぁ、カメラバッグとしては普通だとおもいます。新品なのでそれなりに格好良く見えますが、くたびれてきたら生地の色合いがどのようになるかは初めてのメーカーなので判りません・・・。
 
 大きさは、カタログ数値で「内寸法:W275×H195×D175mm」「外寸法:W315×H235×D235mm」となっています。
 D800にAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを付けた状態を想定し、ボディとレンズのカタログに記載されている寸法を単純に足し合わせると「幅 146mm×高さ123mm×奥行き214.5mm」となります。実際にボディにレンズ(保護フィルターとレンズキャップ付き)を装着し物差しで計ると「幅 約145mm×高さ 約124mm×奥行き 約212mm」となりました。
 D800にAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを付け(レンズフードは逆さまに取り付け)、レンズを下にしてステルスリポーターD300AWのクッション付き収納部に入れると、数値通りの結果で、収納部に入りきらずにボディーが2cmほど飛び出しました。クッション材があるのと布製バッグと言うことで、天蓋となるファスナーも閉まり前面のバックルもとまり、問題なく使用できました。
D800にAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを装着して入れたロープロ ステルスリポーター D300AW
ロープロ ステルスリポーター D300AWにD800とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDを装着して入れた状態
真横から見るとこんなに出っ張ります。
真横から見るとこんなに出っ張ります。
 
 この「ロープロ ステルスリポーター D300AW」の収納スペースは、カメラ本体やレンズなどを入れる「クッション入り収納部」、ショルダーバッグの中に造られた「隠しポケット」、「前面ポケット」、「背面ポケット」があります。
ステルスリポーター D300AWのメイン収納部
ステルスリポーター D300AWのメイン収納部
D800を入れた状態のメイン収納部
D800を入れてもまだまだ余裕があります。
 
 このカメラバッグのメインとなるクッション入り収納部は、カタログ数値によると「内寸法:W275×H195×D175mm」となっています。実際に上部にメジャーをあてて計測すると「幅 30cm×高さ(深さ) 19.5cm×奥行き19cm」となりました。クッションのゆがみや私の測り方にも問題が有りカタログ値と完全に一致はしませんでしたが、カタログの「内寸法」という数字はクッション入り収納部の内寸を指しているようです。
 クッション入り収納部は、ステルスリポーター D300AW本体から独立しており、下の写真のように完全に取り出すことが出来ます。クッション入り収納部の外側の上部左右の2箇所に面ファスナー(マジックテープ)があり、ステルスリポーター D300AW本体に入れた時はこの面ファスナーで本体に固定されます。大中小6枚の中仕切りクッション板が付属しており、収納部の仕切り方を好みで変更することが出来、面ファスナーで中仕切りの場所を調整する事も可能です。クッションは、側面が5mm程度の硬質?スポンジです。底面は取り外し可能の底板になっており、厚みは10mm程度有り、補強用の薄板(プラスチック板?)とスポンジ(側面より軟らかい材質)が入っています。これらの機能がWebサイト説明文「パッド入りの調節可能なディバイダー」に相当します。ステルスリポーター本体の布地やクッションがありますが、緩衝材としての機能はさほどありそうに思えないので落としたりぶつけたりの乱暴な扱いは厳禁だと思います。
クッション入り収納部
クッション入り収納部
中仕切りクッション板を外した状態の収納部
中仕切りクッション板を外した状態の収納部
側面厚み
側面厚み
取り外し可能な底板
取り外し可能な底板
 
 商品名「ステルスリポーター」と名乗るようにショルダーバッグの中に造られた「隠しポケット」があります。というと何か凄いポケットがあるような感じですが、本体とクッション入り収納部の隙間にポケット(前面内側と背面内側に2つのポケット)があるだけです。Webサイトの紹介文では「隠しパスポートポケット」と呼ばれています。そして、おまけのアクセサリーとして「色分けされた12枚収納可能なメモリーウォレット」がその隠しポケットに収納されています。
 背面内側隠しポケットは、ファスナー付きとなっており、ファスナー開口部 約20cm、深さ 約17cmとなっています。
 前面内側隠しポケットは、幅 約18cm、深さ 約12cmとなっています。このポケットの上には、ステルスリポーター本体から落下防止フック付きの紐があり、フックで連結された付属品「色分けされた12枚収納可能なメモリーウォレット」を隠しポケットに収納するようになっています。
クッション入り収納部を取り外した状態
クッション入り収納部を取り外した状態
背面内側隠しポケット
背面内側隠しポケット
前面内側隠しポケット
前面内側隠しポケット
見事なステルス状態の隠しポケット
見事なステルス状態の隠しポケット
 
 ロープロ ステルスリポーター D300AWの付属品として、先ほどからの説明に登場する「色分けされた12枚収納可能なメモリーウォレット」とケーブル類を収納するためと思われる「ポーチ」が付属しています。おまけ程度の物です
 Webサイトの紹介文に「色分けされた12枚収納可能なメモリーウォレット」と記載されているのでこのように書いていますが、簡単に言うと「布製メモリーカード入れ」で、開閉はファスナーです。サイズは、文庫本と同等の大きさで、メジャーで測ると長辺 16cm×短辺 10.5cm×厚さ 約1cm(ファスナーの所を測ると2cm)でした。フォトジャーナリストの人は、情報統制のある国で撮影した重要なメモリーカードをこのメモリーウォレットに入れて、前面内側隠しポケットに収納し、極秘潜入レポートをするのでしょうか?ってことはさておき、メモリーウォレットの中は下の写真のように背面が灰色とオレンジ色に色分けされています。多分、使用前と使用後の区別をし易いようにするためです。メモリーウォレットの裏側には「スリップロックのタブ(ベルトに通す帯のようなもの)」があり、隠しポケットに入れなくても男性ならズボンのベルト(もちろん女性でも服装次第で可能)にメモリーウォレットを取り付ける(面ファスナー使用)ことが出来ます。
クッション入り収納部を取り外した状態
色分けされた12枚収納可能なメモリーウォレット
メモリーウォレットの内部
メモリーウォレットの内部
スリップロック・タブ
スリップロック・タブ
おまけのポーチ
おまけのポーチ
 
 前面ポケットには、「イメージビュア用パッド入りポケット(最前面の左半分)」「最前面右半分ポケット」「前面全体薄ポケット」の3つがあります。
 「イメージビュア用パッド入りポケット」は、ステルスリポーター D300AWの前から向かって右側にあるポケットで、幅 13cm×高さ(深さ)15cm×奥行き(最大)3cmです。前面がクッション入りで、背面が起毛素材のトリコット(経編(たてあみ)で作られた生地)で裏打ちされており、液晶ディスプレイに傷が付き難いように配慮されています。まぁ、最近ではイメージビュアを使う人は殆どいないですが、このポケットにスマートフォン(iphoneなら、高さ 123.8mm×幅 58.6mm×厚さ 7.6mm)を入れるのに丁度いいポケットです。ポケットの上には、面ファスナー(マジックテープ)付きのフラップがあり、収納物が落ちないようになっています。
 「最前面右半分ポケット」は、前から向かって左側(イメージビュア用パッド入りポケットの左)にあるポケットで、幅 13cm×高さ(深さ)15cm×奥行き(最大)3cmです。ポケットの前には、名札(名刺サイズ)を入れられる透明なポケットがあります。またポケット内側には薄い布地を縫いつけて作られた内ポケットがあり、ペンを挿せるようになっています。またポケット上部にはフック付きキーホルダー紐が取り付けられています。
 「前面全体薄ポケット」は、「イメージビュア用パッド入りポケット、最前面右半分ポケット」と「クッション入り収納部 」の間にあるポケットで、幅 27cm×深さ 19cm×奥行なしです。小さめの内ポケットが2つ(CFカードが入る程度の大きさ)作られています。A4サイズの紙を半分に折りたたんで入れられます。前部ポケットとメイン収納部に挟まれたおまけ的なポケットのため薄いものしか入らず、紙を入れるとシワシワになりそうなポケットです。
前面ポケット
前面ポケット
イメージビュア用パッド入りポケット
イメージビュア用パッド入りポケット
最前面右半分ポケット
最前面右半分ポケット
最前面右半分ポケットの内ポケット
最前面右半分ポケットの内ポケット
 
 背面ポケットは、幅 25cm×高さ(深さ)19cmあります。厚みが無いので、入るのは地図や観光パンフレットなどチラシ類(A4サイズそのままでは入れないので2つ折)などです。ショルダーバックの腰当たりを好くする為にクッション代わりにタオルなどを入れるといいかもしれません。ポケットの上部にはボディーと同色(黒色)の糸で「Stealth」と刺繍されています。刺繍の下には商品名「Stealth Reporter D300AW」と書かれたタグが付けられています。
 このショルダーバッグの背面には「トロリースリーブ(ラゲージトロリーストラップ)」と呼ばれるベルト状のものがあります。これはスーツケースのキャリーハンドルにこのバッグを取り付けるためにあります。トロリースリーブの中央に面ファスナー(マジックテープ)があり、取り付けるときに面ファスナーをはがして、バッグ本体とベルトの間にキャリーハンドルを入れ、面ファスナーを密着させると、ステルスリポーター D300AWが「スーツケースのサブバッグ」に早変わりします。といっても、ステルスリポーターの奥行きが約21cmあるので、それなりに大きなスーツケース(分厚いタイプ)じゃないと、安定しないですが・・・。
背面ポケット
背面ポケット
刺繍「Stealth」
刺繍「Stealth」
 
 このステルスリポーター D300AWは、肩にかけるショルダーバッグということで、ある意味収納部より重要な担ぐためのショルダーベルト(肩掛けベルト)について説明します。
 本体両側面上部中央に金属製のD環(Dリング)があり、そこへ360度回転する取付金具(レバー付き回転ナスカン、金属製)でショルダーベルトを付けます。D環と取付金具が金属製のため強度が充分有り、カメラ・レンズの重量物を満載しても問題なさそうです(私の体力が問題ではありますが)。ショルダーベルトの長さは調整可能となっており、最長で143cm、最短で93cmです。ベルト幅は37mmです。当然のことながら、この薄地のポリエステル(?)製ベルトだけでは肩が痛くなるので、ベルトには肩当パッドが通されています。大きさは、長さ 32cm×太さ 7.5cmです。表側にはロープロのロゴマークが縫い付けられ、アクセサリーホルダーのようなベルトもあります。肩に当たる裏側には、中央部(15cm)に滑り止めを目的としたイボイボが付いており、それ以外の場所(両端各8cm)は汗で蒸れないようにメッシュ地となっています。肩当パッドはショルダーベルトに通す形となっており、自由に場所をずらすことが可能です、ただし肩当パッド自体をショルダーベルトから取り外すことは出来ません。なお滑り止めのイボイボは手で触るとツルツルとしているので、実際に滑り止めとして効果があるかは不明です。私はたすき掛けにしてショルダーバッグを担ぐので基本的には滑り落ちることは無いので余り気にしていません。新品なので肩当パッドが硬いのがちょっと気になる程度です。
肩当パッド 表側
肩当パッド 表側
肩当パッド 裏側
肩当パッド 裏側
 
 ショルダーバッグの金具を取り付けるD環には、取り外し可能で若干の長さ調整も出来る「ハンドキャリーストラップ」が装備されています。ショルダーベルトで担ぐ程でもない、右から左へでも移動するような時にこのベルトを持って移動させます。ハンドキャリーしない時は、このベルトを背面側に回しておけば天蓋の邪魔にならず、普段でも天蓋の上にベルトをしていけば、天蓋の閉め忘れやバックルの留め忘れなどであっても、ハンドキャリーストラップが天蓋を押さえているので天蓋が不用意に開くことがありません。
ハンドキャリーストラップ
ハンドキャリーストラップ
 
 あまり使えそうに無い「ウエストベルト/安定ストラップ」、Webサイト紹介文では「取り付け金具が自在に回転する快適なショルダーベルト、多用途に使えるウエストベルト/安定ストラップが、片方の肩に掛けてもたすき掛けにしても、安全に機材を運べます。走り回っても大丈夫です。」と良いことが書いてありましたが、私の使いかたが悪いのか「ウエストベルト」ではなく「お尻下ベルト」になってしまいました。私は、ステルスリポーター本体天面を腰骨のやや上に来るように肩から下げます。ウエストベルト/安定ストラップの取り付け場所は、ステルスリポーター本体下部背面両角らしいので(荷物が送られてきたときその場所に取り付けられていました)、そうすると、ウエストベルトがお尻下(股のところ)に巻きつけることになり、「あ〜歩けない」となりました。ウエストベルトを真横に巻きつけず、斜め上に巻いて腰骨に引っかかるようにすれば良いのかもしてませんがずり落ちそうです。若しくはウエストベルトをショルダーベルトと同じ本体上部のD環に取り付ければ、腰に巻き付けられます。ただしこのようにするとショルダーベルトとウエストベルトの取り付け場所が同じ場所となり、本体下部をベルトで固定していないので、本体がブラブラして固定できずウエストベルト(安定ストラップ)の役を果たさず、本末転倒となります。ショルダーベルトを短くして、本体の底面が腰骨にくる様にすれば、安定してバッグを亜次ぐことが出来ます。が、そうするとショルダーバッグを横に担ぐともろ腕に当たりとても邪魔、じゃバッグを背中にまわせばいいのでしょうが、それではバックパックやスリングバッグを使った方が便利です。
 ちなみに、このウエストベルトの寸法は、最大に伸ばした状態で長さ 約70cm、幅 2.5cmです。幅が比較的細いので、荷物満載で重くなったこのバッグで走り回ると腰に食い込みそうな気がします。あ、長さ70cmといっても、バッグ本体の横幅が315mmあるので、腰周りで考えるとウエスト 100cm弱の人まで使えるウエストベルトです。
ウエストベルト(安定ストラップ)
ウエストベルト(安定ストラップ)
ステルスリポーター本体とウエストベルト
ステルスリポーター本体とウエストベルト
 
書いていて、疲れました。小休止です。
この後、天面の止水ファスナー、側面のスリップロックアタッチメントループ、雨カバーの紹介へと続きます。
 
再開
ステルスリポーターの天面(天蓋)には、止水ファスナーがあります。普通は、前面のバックル空けて天蓋のファスナーを空けて機材を取り出すのですが、天面にある止水ファスナーを開けて、上部から直接収納部内部へアクセスできます。ただしステルスリポーター D300AWの場合、止水ファスナーの開口長が23cmしかなく、D800などの大き目のデジタル一眼レフを天面から直接アクセスして取り出すことは不可能です。予備のレンズを取り出す程度です。なので、私にとって天面の止水ファスナーはあまり使い道がありません。そもそもバッグの真上にファスナーをつけるなんて、いくら止水とは言え、雨の時や飲み物をこぼしたら、中に入れたカメラやレンズガがイチコロでお陀仏になりそうで怖いです。見た感じでは、ファスナーとテープ部分と噛み合わせ部分を両サイドから覆う形でフィルムを貼って水を弾くだけであり(といっても開閉時の隙あり)、防水効果は余り期待できないと思います。
天面の止水ファスナー
天面の止水ファスナー
止水ファスナーの拡大写真
止水ファスナーの拡大写真
多少浸水しても内部のクッション材で吸収
多少浸水しても内部のクッション材で吸収?
止水ファスナーを開いて中を覗く
止水ファスナーを開いて中を覗く
 
左右側面に「スリップロックアタッチメントループ」と呼ばれる帯(ベルト)が縫い付けられています。これはレンズポーチやコンパクトカメラのケースなどをぶら下げるものです。あまり多くぶら下げると、プラプラして安定性が悪くなり不便ではありますが、私はコンパクトカメラのケースをぶら下げて、ちょっとした写真(メモ代わり)を撮る時に重宝しています。
スリップロックアタッチメントループ
スリップロックアタッチメントループ
コンパクトカメラのケースを吊り下げた様子
コンパクトカメラのケースを吊り下げた様子
 
はい、これで最後の説明です。
このカメラ用ショルダーバッグの名称である「ステルスリポーター D300AW」の「AW」はメーカーの単なる商品コードではなく、「オールウェザー(All Weather)」の頭文字からきており、日本語では「全天候型」という意味になります。天面に止水ファスナーがあるだけでなく、本体底面に「雨カバー(オールウェザーAWカバー)」を装備しています。使わないときは、底面に収納されているので、クッション材代わりになっているかもしれません。雨天時は、このカバーで本体を覆うことで水濡れを防ぎます。カバーには、ショルダーベルトを通す穴が2箇所開いているので雨カバーで本体を覆った状態でもショルダーバッグとして肩から担ぐことが出来ます。ただし登山などで傘を差さずレインウェア(合羽)だけだと、本体背面(腰にあたる部分)は雨カバーで覆われず、ショルダーベルトを通す穴があるため、雨カバーをしていてもステルスリポーターはずぶ濡れになります。傘を差した状態で服が濡れない程度の雨模様での使用を想定した雨カバーだと思います。
雨カバー(オールウェザーAWカバー)
雨カバー(オールウェザーAWカバー)
底面から取り出した雨カバー
底面から取り出した雨カバー
背面は剥き出し
背面は剥き出し
ショルダーベルトを通す穴
ショルダーベルトを通す穴
 
私のカメラ用バッグ
ロープロ ステルスリポーター D300AWロープロ トップローダー ズーム 50AWモンベル インナーバッグ防水袋
 

 
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