ウィリアム P. ホビー空港(William P. Hobby Airport, IATA: HOU)は、アメリカ合衆国南部テキサス州ヒューストンにある空港で、ヒューストン市街中心部から南東へ約17kmの場所に位置しています。空港敷地は1304エーカー(5.3平方キロメートル)あり、滑走路は4本あります。ウィリアム P. ホビー空港は、1927年にW.T.カーターフィールド(個人用飛行機の離着陸場)として開設されたのが始まりで、ヒューストン最古の商用空港であり、1969年にジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港が開港するまではヒューストンの空の玄関口として使用されていました。
ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港開港直後は定期旅客便が無くなりましたが、1971年にサウスウェスト航空(Southwest Airlines)が都市部に近い第2空港として着目し、ウィリアム P. ホビー空港発着の旅客便を再開しました。目論みは見事に成功し、その後のサウスウェスト航空の成長の原動力となりました。現在では、幾つかの格安航空会社も参入し、ウィリアム P. ホビー空港はヒューストンの第2空港と位置付けられ、アメリカ国内線とビジネスジェットおよび自家用機などの発着に使用されています。2008年の年間旅客数は約880万人となっています。また1940年に建設された空港ターミナルが「1940エアターミナル博物館(1940 Air Terminal Museum)」として使用されています。