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ニコシア地図


 ニコシア(英語:Nicosia)、ギリシャ語では「Λευκωσία(Lefkosia、レフコシア)」やトルコ語では「:Lefkoşa(レフコシャ)」とも呼ばれ、東地中海に位置するキプロス島の最大都市、キプロス共和国の首都、北キプロス・トルコ共和国の首都です。EU加盟国の首都の中で最南東に位置しています。ニコシアはキプロス島の地理的中心にあり、街を南北分断する形で緩衝地帯(グリーンライン)が設定されています。ニコシアの人口(2016年現在)は キプロス共和国側(南のギリシャ系地区) 55,014人、北キプロス・トルコ共和国(北のトルコ系地区)61,378人、ニコシア都市圏人口 キプロス共和国側 244,200人、北キプロス・トルコ共和国側 82,539人です。面積 51.06平方キロメートル、海抜 220メートル、北緯 35度10分21秒 東経 33度21分54秒(日本では愛知県名古屋市と同程度の緯度)です。
 ニコシアは 4,500年以上にわたり継続的に居住されており、10世紀以来キプロスの首都となっています。ヨーロッパで最後に分断された首都です。1960年にキプロスがイギリス統治から独立してから 3年後、ギリシャ系キプロス人とトルコ系キプロス人の間で「血のクリスマス紛争」が発生し、島全体でコミュニティ間の暴力が勃発しました。1964年、ニコシアのギリシャ系キプロス人とトルコ系キプロス人のコミュニティはそれぞれ南と北に分裂しました。10年後、ギリシャがキプロス島を占領しようと試みたことを受け、トルコが侵攻しました。政権掌握の指導者たちは後に辞任しましたが、ニコシア(および島の残りの地域。イギリス軍基地が一時的に停泊したのみ)を走る境界線は非武装地帯となり、キプロスの管理下に置かれながらも国連による厳重な警備体制が敷かれました。現在、この境界線はキプロス共和国(国際的に承認されている)と北キプロス(トルコのみが承認している)の間の国連緩衝地帯として知られています。両コミュニティ間の継続的な紛争はキプロス問題として知られています。
 ニコシアは、立法・行政機能に加え、島の金融首都および主要な国際ビジネスセンターとしての地位を確立しています。2018年、ニコシアは相対的購買力において世界で 32番目に裕福な都市です。2022年のGaWCランキングでは、ニコシアは「ベータ-」都市(文字通り「グローバル都市」)に分類されました。
 
ニコシア イメージ(セリミエ・モスク、旧聖ソフィア大聖堂)
ニコシア
 
 ニコシアの観光名所としては、ニコシア旧市街、ライキ・ギトニア(石畳の道と昔の街並みが保存されている地区)、レベンティス博物館、民族博物館(19世紀から20世紀初頭のキプロスの民芸品を展示する博物館)、聖ヨハネ教会(1662年に建立され、17~18世紀に描かれた美しいフレスコ画が見所)、ビザンチン美術館(8世紀~18世紀のイコンを展示する美術館(キプロス国内で最大規模のイコン収蔵品数))、ハジヨルガキス・コルネシオスの家(民俗学博物館、オスマン・トルコ時代の1793年に建てられた外交通訳官の家)、大司教の館、クリサリニオティッサ教会、ファネロメニ教会、トリティオピス教会、聖アントニウス教会、セリミエ・モスク(Selimiye Camii、かつての聖ソフィア大聖堂(St. Sophia Cathedral))、自由の記念像、オメリエ・モスク、ファマグスタ門(16世紀のヴェネツィア時代の築かれた城壁の門)、キプロス考古学博物館(紀元前7000年(新石器時代)からビザンチン時代前期までのコレクションを主としたキプロス最大の博物館)、レドラ遺跡などがあります。
 
 ニコシアのホテルは、キプロス共和国側ではアーモンド ビジネス スイーツ、セメリ ホテル、アーバン ハビタ ホテル(Urban Habitat Hostel)、クレオパトラ ホテル(Cleopatra Hotel)、セントラム ホテル - シティセンター、ロイアティコ ホテル、ザ クラシック ホテル、カステリ ホテル(Castelli Hotel Nicosia)、アルティス ブティック ホテル、アスティ ホテル、アヴェロフ、ヴァス ペントハウス(Vas' Penthouse)、エグゼクティブ スイート ホテル(Executive Suites)、ヨーロッパ プラザ ホテル(Europa Plaza Hotel)、セントラル パーク レジデンス(Central Park Residence)、MAP ブティック ホテル(MAP Boutique Hotel)、ミニ アート ハウスなどがあります。
 北キプロス・トルコ共和国側では、クイーン オブ ニコシア(QUEEN OF NICOSIA)、サイプリオット スワロウ ブティック ホテル(Cypriot Swallow Boutique Hotel)、シティ ロイヤル ホテル&カジノ(City Royal Hotel and Casino)、ホテル ヴァルデ ハニム コナク(Hotel Valide Hanım Konak)、タスコナク ホテル&レストラン ニコシア(Taşkonak Hotel & Restaurant Nicosia)、コンパクト ホームズ(Compact Homes)、アラヤ ルームズ(Alya Rooms)、G スイート ラグジュアリー レンタル(G Suites Luxury Rentals)などのホテルがあります。
 
キプロスにおけるニコシアの位置が判る地図
ニコシア地図
地図サイズ:500ピクセル X 350ピクセル
 
 ニコシアへの交通アクセスは、国外からの場合はキプロス共和国のラルナカ国際空港が最寄り空港です。キプロス島内ではバスか車での移動となります。北キプロス・トルコ共和国側では、ニコシア市外東部にエルジャン空港があり、トルコの都市との間に定期便が就航しています。
 ギリシャのアテネからラルナカ国際空港まで飛行機で 1時間35分(直行便、8~10便/日)、テッサロニキから 1時間55分(直行便、1~2便/日)、イギリスのロンドン(ヒースロー空港)から飛行機で 4時間40分(直行便、1~5便/日)、ドイツのフランクフルトから 3時間40分(直行便、1~2便/日)、フランスのパリから 4時間25分(直行便、2便/週)、オランダのアムステルダムから 4時間10分(直行便、2便/週)、ベルギーのブリュッセルから 4時間5分(直行便、2便/週)、イタリアのローマから 2時間55分(直行便、3便/週)、オーストリアのウィーンから 3 時間(直行便、2~4便/日)、チェコ共和国のプラハから 3時間15分(直行便、4便/週)、ハンガリーのブダペストから 2時間50分(直行便、5便/週)、セルビアのベオグラードから 2時間20分(直行便、0~2便/日)、ルーマニアのブカレストから 2時間10分(直行便、6便/週)、ブルガリアのソフィアから 2 時間(直行便、5便/週)、ウクライナのキエフから 2時間45分(直行便、1~4便/日)、ロシアのモスクワから 3時間35分(直行便、1~3便/日)、イスラエルのテルアビブから 1 時間(直行便 (2~4 便/日)です。ラルナカ国際空港からニコシアまで車で 45分(北西へ道なりで 55km)です。トルコのイスタンブールからニコシア(エルジャン空港)まで飛行機で 1時間30分(直行便、4~5便/日)、アンカラから 1時間10分(直行便、4便/週)、アダナから 50分(直行便、5便/週)です。
 キプロス島内では、ニコシアからラルナカまで車で 44分(南東へ道なりで 56.0km)、アヤ・ナパまで車で 1時間5分(東南東へ道なりで 87km)、レメソスまで車で 57分(南西へ道なりで 85km)、世界遺産「パフォス」まで車で 1時間40分(南西へ道なりで 155km)です。
 
ニコシア地図(Map of Nicosia, Republic of Cyprus)
 
ニコシアの交通機関と観光名所
 

 
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