マドリード：国立考古学博物館

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マドリード国立考古学博物館

　国立考古学博物館（スペイン語：Museo Arqueológico Nacional, Madrid、英語：National Archaeological Museum (Madrid)）は、スペインの首都マドリードの中心部（サラマンカ区）にある国立の考古学博物館です。コロン広場（Plaza de Colón）の横（広場南東側）のセラーノ通り（C. de Serrano）に位置し、スペイン国立図書館（Biblioteca Nacional de España）と同じ建物内にあります。スペイン国立博物館の 1つであり、文化省の管轄下にあります。

　この博物館は、スペイン国王の貨幣、考古学、民族学、装飾美術のコレクションを保管する場所として、1867年にイサベル2世の勅令により設立されました。博物館の設立は、1830年に王立歴史アカデミーが古代遺物博物館を創設するという計画（実際には実現されず）に遡ります。
　国立考古学博物館と国立図書館の建物の最初の石が 1866年に据えられました。博物館はもともとはマドリードのエンバハドーレス地区（Embajadores、マヨール広場の南東に広がる地区）にありました。1895年に、博物館を収容するために特別に設計された建物に移転しました。建築家フランシスコ・ハレーニョによる新古典主義のデザインで、1866年から 1892年にかけて建設されました。1968年には、改修と拡張工事により、博物館の面積が大幅に増加しました。博物館は 2008年に改修のため閉館し、2014年4月に再オープンしました。
　1940年代にコレクションが再編された後、アメリカ民族学部門の以前の作品はアメリカ博物館に移され、海外からの他の作品は国立民族学博物館と国立装飾美術館に移されました。
　現在のコレクションは、先史時代から近世までのイベリア半島の作品に基づいています。ただし、スペイン国外からのさまざまなコレクションもあり、特に古代ギリシャ、とりわけマグナ・グラエキア（Magna Graecia、古代ギリシア人が植民した南イタリアおよびシチリア島一帯、いわゆる「大ギリシア」）、そしてそれほど多くはありませんが古代エジプトからのコレクションもあります。さらに、近東からの「少数の作品」もあります。

国立考古学博物館イメージ

マドリード国立考古学博物館地図（Map of National Archaeological Museum, Salamanca district, Madrid, Spain）

地図サイズ：640ピクセル X 480ピクセル

　国立考古学博物館への最寄り交通アクセスは、マドリード地下鉄 4線のコロン地下鉄駅（Colón）、セラーノ地下鉄駅（Serrano）、2号線のレティーノ地下鉄駅（Retiro）、C1/C2/C7/C10線のレコレトス駅（Recoletos）があります。セラーノ駅から国立考古学博物館まで徒歩 4分（250メートル）です。バスでは 1/9/19/51/74線などのムゼオ・アルケオロジコバス停（Museo Arqueológico）、21/53線などのコロンバス停（Colón）があります。。

国立考古学博物館地図（Google Map）

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