シャン・ド・マルス公園(フランス語:Parc du Champ-de-Mars、直訳すると「マルスの野原」)は、フランスの首都パリにある広大な公共の緑地で、第7区に位置し、北西のエッフェル塔と南東のエコール・ミリテール(École Militaire、1750年創立の陸軍士官学校)の間にあります。この公園は、古代ローマにあったマールス神(ローマ神話の軍神であり農耕の神)に捧げられた「カンプス・マルティウス(ラテン語: Campus Martius、イタリア語: Campo Marzio、面積 2平方キロメートルの公共地域、「マルスの野」という意味)」にちなんで名付けられました。この名前は、ここの芝生がかつてフランス軍の訓練と行進の場として使用されていたという事実に由来しています。「パリのセーヌ河岸(Paris, Banks of the Seine)」の構成要素の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録(1991年)されています。
最寄りのパリ・メトロ(地下鉄)の駅は、8号線 エコール・ミリテール地下鉄駅(École Militaire)、6/8/10号線 ラ・モット=ピケ・グルネル地下鉄駅(La Motte - Picquet Grenelle)、6号線 ビラケム地下鉄駅(Bir-Hakeim)、RER郊外通勤鉄道駅のC線 シャン・ド・マルス・トゥール・エッフェル駅(Champ de Mars Eiffel Tower)です。廃駅のシャン・ド・マルス駅(Champ de Mars station、廃止された地下鉄駅 8号線)も近くにあります。
シャン・ド・マルス公園地図(Map of Parc du Champ-de-Mars, Paris, Île-de-France, France)