ザンジバル・シティ(英語:Zanzibar City)またはムジニ地区(Mjini District)は、しばしば単に「ザンジバル(スワヒリ語で Wilaya ya Zanzibar Mjini または Jiji la Zanzibar)」と呼ばれる、タンザニア東部のインド洋沖にあるザンジバル島にある都市で、ザンジバル都市部・西部州の州都でありザンジバル島全体の中心となっている街です。ムジニ・マガリビ地域の 2つの行政区のうちの 1つです。この地区の面積は 15.4平方キロメートル(5.9平方マイル)です。この地区の面積は、オセアニアにある島国ナウルの陸地面積に匹敵します。この地区は、西にインド洋と水面で接しています。この地区の東はマガリビ地区と接しています。地区庁所在地はストーンタウンです。この都市はザンジバル島で最大の都市です。ザンジバル諸島の主な島であるウングジャ島の西海岸に位置し、ザンジバル海峡を挟んだ向こう側にある、はるかに大きな都市ダルエスサラームの北に位置しています。この都市は、ザンジバル都市部/西部地域の州都も兼ねています。2022年の人口は 219,007人(2012年統計では人口 223,033人)、ザンジバル都市圏人口 501,459人(2012年統計)です。南緯 6度09分54秒 東経 39度11分56秒です。
ザンジバル・シティは、ストーンタウンとンガンボ(文字通り「向こう側」)の 2つの主要地域で構成されています。この 2つの地域は歴史的に小川によって分断されていましたが、その後埋め立てられました。ストーンタウン側の小川の道路は当初クリークロードと呼ばれていましましたが、後にベンジャミン・ムカパロードに改名されました。ストーンタウンは、ザンジバル王国の旧首都(19世紀初頭にオマーンのスルタンであるサイイド・サイードがザンジバル・シティに宮殿を建て首都を遷都)であり、石造りの街並みはザンジバル・シティの歴史的中心地です。その独特の建築と文化により、2000年に「ザンジバル島のストーン・タウン(Stone Town of Zanzibar)」の名称でユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。ンガンボは、ザンジバル革命後にストーンタウン周辺に開発された、はるかに広大で近代的な地域で、ミチェンザニ地区のようなオフィスビルや大型アパートが建ち並んでいます。ザンジバル市には、アベイド・アマニ・カルム国際空港から多くの国際航空会社と国内航空会社が就航しています。