テュルキスタン(カザフ語:АқТүркістан、英語:Turkistan、ソ連時代の1964年から1992年までの都市名はシェフチェンコ(Шевченко))は、カザフスタン南部のテュルキスタン州(トルキスタン州、2018年6月まの州名は南カザフスタン州)にある都市で、テュルキスタン州の州都となっている街です。テュルキスタンの人口は 227,098人(2019年現在)、カザフスタンでは 17番目に人口の多い街です。北緯 43度17分 東経 68度16分です。1166年にスーフィズム(イスラム教の神秘主義哲学)のシャイフ(指導者)であったホージャ・アフマド・ヤサヴィー(Khoja Akhmet Yassawi)が当地で亡くなり、1389年にティムールがヤサヴィーの霊廟を拡張増築し、壮麗な中央アジア最大級のドームを持つマザール(霊廟)を建立しました。この霊廟は「ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟(Mausoleum of Khoja Ahmed Yasawi)」の名称でユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録(2003年)されています。
テュルキスタンの観光名所としては、世界遺産「ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟」、ガウハル・アナ霊廟(Гаухар Ана Мавзолей)、ハズラット・スルタン博物館(Әзірет Сұлтан қорық-мұражайы)、ガウハルベク・クンホジャエフ・シェベルハナシ(Гаухарбек Кунхожаев шеберханасы)、クリトベ遺跡(Культобе (городище))などがあります。