ヨルダン：ジャラシュ - 旅行のとも、ZenTech

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ジャラシュ地図

　ジャラシュ（ジェラシュ、英語：Jerash、アラビア語：جرش（Ǧaraš））は、ヨルダン北部のジャラシュ県にある都市で、ジャラシュ県の県都（県庁所在地）となっている街です。ジャラシュの人口は 50,745人（2015年現在）、海抜 600メートル、北緯 32度16分20秒東経 35度53分29秒です。
　ジャラシュは永い歴史があり、青銅器時代（紀元前 3,200年から前 1,200年）には既に集落が存在していました。ヘレニズム時代にはギリシャ植民都市が造られ「ゲラサ（Gerasa）」と呼ばれていました。紀元前 63年に古代ローマにより征服されシリア属州に編入され、近隣の都市とデカポリス（十都市連合）結び、紀元 90年にはアラビア属州に移されました。ローマ帝国が繁栄した数世紀の間、シリア地方に平和（パックス・ロマーナ）が訪れ、経済活動の活発化・都市整備による建設需要の増大により、経済力が向上しのジャラシュ（ゲラサ）の黄金期となりました。歴史上有名なローマ皇帝であるトラヤヌス帝が106年に、ハドリアヌス帝は129年から130年にゲラサを訪れています。イスラム化が始まった時代の614年にサーサーン朝ペルシャがシリアに進入したことによりジャラシュの衰退が始まり、746年に大地震がジャラシュを襲い街は壊滅的な被害を受け、その後再建されることはありませんでした。街が再建されなかったの幸いし、古代ローマの都市遺跡が良い状態で保存されており、現在ではヨルダン有数のローマ都市遺跡として多くの観光客が訪れています。

　ジャラシュの観光名所としては、ハドリアヌス凱旋門（Arch of Hadrian）、アルテミス神殿（Temple of Artemis、コリント式の柱）、カルド（列柱道路、Cardo Maximus）、四面門、楕円形のフォルム（広場、Oval Forum）、ニンフェウム神殿（Temple of Nymphaeum）、ゼウス神殿（Temple of Zeus）、ディオニュソス神殿、南門、南劇場（South Theatre）、北劇場（North Theatre）、競技場（Hippodrome）、ローマ浴場、市壁（City walls）などがあります。

　ジャラシュのホテルとしては、ハドリアヌスゲートホテル、ザブルーハウスゲラサ（ジャラシュ）、ザオリーブブランチホテル、アジュルンマフナゲストハウス、アジュルンホテル、マウンテンブリーズロッジ＆リゾート、フルパノラマアーカロジカルサイトホテル、アトームホテル、ウッデンアークスリゾート、レインボースタジオホテルルーム、アンジャラホテルリゾート、マウントビルギッシュエコキャンプ、ウッデンアークスリゾート＆スパ、ザカントリーハウス、アパートメントインジャラシュ、アワーヴィラズパインコテージ HQ バジェットステイワンダフルホリゾンビューオブジャラシュ、ホテルアジュルンマウンテンキャッスル、ムーンヴァレーサイトジャラシュ、ジャワブレーホテル＆スイーツ、ジャラシュインなどがあります。

ヨルダンにおけるジャラシュの位置が判る地図

地図サイズ：420ピクセル X 440ピクセル

　ジャラシュへの交通アクセスは、ヨルダンの首都アンマンからジャラシュまで車で 44分（北へ道なりで 50km）、ザルカから車で 47分（北西へ道なりで 43km）、サルトから車で 45分（北東へ道なりで 45km）です。ジャラシュからアジュルンまで車で 29分（西北西へ道なりで 18.8km）、イルビドまで車で 41分（北北西へ道なりで 41km）、マフラクまで車で 39分（東北東へ道なりで 37km）です。

ジャラシュ地図（Map of Jerash, Hashemite Kingdom of Jordan）

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