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コーク


 コーク(アイルランド語:Corcaigh、corcach は「沼地」を意味する、英語:Cork, Ireland)は、アイルランド南部のマンスター地方にあるコーク県の県庁所在地(カウンティ・タウン = 県都)です。コークの人口は 222,333人(2022年現在、2019年時点では人口 210,000人)、コーク都市圏人口 305,222人(2017年現在)、マンスター地方最大の都市、アイルランド国内で首都ダブリンに次いで二番目の人口規模であり、アイルランド島としてはダブリンと北アイルランド(イギリス)のベルファストに次いで 3番目に人口の多い街です。面積 187平方キロメートル(72平方マイル)、北緯 51度53分50秒 西経 8度28分12秒です。
 市の中心部は、リー川の 2つの支流に挟まれた島で、支流は下流の東端で合流します。川沿いの埠頭やドックは、マホン湖と世界最大級の天然港であるコーク港へと続いています。
 コークは 6世紀に修道院集落として設立され、915年頃にヴァイキングの侵略者によって拡張されました。1185年にジョン王子から特許状が授与されました。コーク市はかつて完全に城壁で囲まれており、中世の旧市街中心部の遺構はサウス・メイン・ストリートとノース・メイン・ストリート周辺で見ることができます。この都市の「反逆の都市」という異名は、薔薇戦争でヨーク派を支持したことに由来します。コーク市民は、アイルランド内戦で英愛条約に反対したことから、この都市を「真の首都」と呼ぶことがあります。
 
コーク イメージ(コーク大学)
コーク
 

コーク 観光

 コークには、中世から近代にかけての建築的に注目すべき建造物が数多く存在します。中世の遺構で唯一特筆すべきものは、レッド・アビーです。市内には 2つの大聖堂があり、セント・メアリー大聖堂とセント・フィン・バー大聖堂です。セント・メアリー大聖堂は、しばしば「北の大聖堂」と呼ばれ、市のカトリック大聖堂であり、1808年に着工されました。特徴的な塔は 1860年代に増築されました。セント・フィン・バー大聖堂はアイルランド国教会(聖公会)の大聖堂で、おそらくセント・メアリー大聖堂よりも有名です。こちらは、以前の大聖堂の基礎の上に建てられています。1862年に着工し、建築家ウィリアム・バージェスの指揮のもと、1879年に完成しました。
 2000年代半ばに改修された市のメインストリート、セント・パトリックス・ストリートは、歩行者に優しい通り沿いの建築様式で知られ、主要なショッピング街となっています。北端には、マシュー神父の記念碑的な像が立っています。この道が湾曲しているのは、元々はリー川の運河で、アーチ状の構造物の上に建設されたためです。石灰岩のファサードを持つ中央郵便局は、オリバー・プランケット通りにあり、1760年に建設され1840年に焼失したロイヤル劇場の跡地に建っています。イギリスのサーカス団主パブロ・ファンクは 1850年にその場所に円形劇場を再建し、その後劇場に改築され、1877年に現在の中央郵便局となりました。グランド・パレードは並木道で、オフィス、商店、金融機関が立ち並んでいます。かつての金融街はサウス・モールで、19世紀の面影を残す銀行がいくつかあり、例えばかつて両替所だったアライド・アイリッシュ銀行の内部などが挙げられます。
 市内の建物の多くはジョージアン様式ですが、カウンティ・ホール・タワーのような近代的なランドマークも数多く存在します。カウンティ・ホール・タワーはかつてアイルランドで最も高い建物でしたが、現在は同じくコークにあるエリシアンにその座を譲っています。カウンティ・ホールの外には、地元で「チャとミア」として知られる2人の男性の像がランドマークとして設置されています。カウンティ・ホールの対岸には、アイルランド最長の建物があります。ヴィクトリア朝時代に建てられた聖母精神病院は、現在一部改修され、建築家ウィリアム・アトキンスにちなんでアトキンス・ホールと呼ばれる集合住宅に生まれ変わっています。
 コークで最も有名な建物は、市の北側を象徴するセント・アン・イン・シャンドン教会の塔です。この塔は広く市のシンボルとして認識されています。北側と東側は赤い砂岩で覆われ、西側と南側はこの地域で最も多く産出される白い石灰岩で覆われています。頂上には、高さ 11フィート(約 3.4メートル)の鮭の形をした風見鶏が設置されています。シャンドン地区には、18世紀に市内の最貧困層のための住居として建てられたスキディーズ・アルムズハウスもあります。
 コーク市庁舎は、独立戦争中にブラック・アンド・タンズによって破壊された市庁舎の跡地に建てられました。この破壊は「コーク焼き討ち」として知られています。この新しい建物の建設費用は、1930年代に和解の印としてイギリス政府によって提供されました。
 その他の注目すべき場所としては、エリザベス・フォート、コーク・オペラハウス、サウス・メイン・ストリートにあるクライスト・チャーチ(現在はトリスケル・アーツ・センター、初期のアイルランド・ノルマン教会の跡地)、ブラックロック城、ポープス・キーにあるセント・メアリー・ドミニコ会教会などがあります。その他の人気観光スポットとしては、リー川が流れるユニバーシティ・カレッジ・コークのキャンパス、サンデーズ・ウェルにある女子刑務所(現在は歴史遺産センター)、そしてイングリッシュ・マーケットが挙げられます。この屋根付き市場は 1610年に始まり、現在の建物は 1786年に建てられたものです。
 公園や公共スペースとしては、市の西側にあるフィッツジェラルド・パーク(コーク市立博物館がある)、釣りの名所として知られるザ・ラフ、中心部に位置し旧市壁の一部が残るビショップ・ルーシー・パーク、そしてブラックロック近くのマリーナとアトランティック・ポンド(ジョギングやランニング、ボートクラブなどが利用する遊歩道兼公共スペース)などがあります。
 2009年4月までは、市内には 2つの大規模な商業ビール醸造所もありました。サウス・メイン・ストリートにあったビーミッシュ・アンド・クロフォード醸造所は 2009年4月に閉鎖され、生産はレディーズ・ウェルにあるマーフィーズ醸造所に移管されました。この醸造所はアイルランド市場向けにハイネケンも生産しています。また、フランシスカン・ウェル醸造所は 1998年に独立系醸造所として創業しましたが、その後クアーズに買収されました。
 
 コークの観光名所としては、コーク市庁舎(City Hall)、聖アン教会(Church of St Anne (Shandon))、セント・フィンバース大聖堂(St Finbarre's Cathedral)、イングリッシュ・マーケット(English Market)、コーク市刑務所跡(City Gaol、ラジオ博物館)、ブラック・キャッスル(Blackrock Castle)、ルイス・グラックスマン美術館(Lewis Glucksman Gallery)、ユニバーシティ・カレッジ・コーク(Main Quadrangle in UCC)、聖パトリック橋(St. Patrick's Bridge)、バター取引所跡とコーク・バター博物館、クロフォード市立美術館(旧税関)、コーク大学、フィッツジェラルド公園とコーク博物館、ブラーニー城(1446年に築かれた要塞が起源)などがあります。
 
 コークのホテルは、アンバサダー ホテル & ヘルス クラブ、ロチェスタウン パーク ホテル、ジュリーズ イン コルク、クレイトン ホテル コーク シティ、ヘイフィールド マナー、インペリアル ホテル コーク シティ、ザ メトロポール ホテル、コークス ウィーン ウッズ ホテル & ホリデー ホームズ、ザ リバー リー ホテル、ホテル アイザクス コーク、マリーボロハウス ホテル & スパ、マルドロン ホテル サウス モール コーク シティ、マルドロン ホテル シャンドン コーク シティ、ザ ディーン コーク、クレイトン ホテル シルバー スプリングス、ザ モンテノッテ ホテル、ザ ハッチ ルームス、シャンドン ベルズ ゲスト ハウス、アシュレイ ホテルなどがあります。
 
アイルランドにおけるコークの位置が判る地図(Map of Cork City, County Cork, Munster province, Ireland)
コーク地図
地図サイズ:360ピクセル X 480ピクセル
 

コーク 交通機関

 コーク空港はアイルランドで 2番目に利用者の多い空港で、コーク市の南側、バリーガーバン近郊に位置しています。9つの航空会社がヨーロッパの 45以上の都市へ就航しています。
 市内の公共バスサービスは、国営バス会社バス・エイリアン(Bus Éireann)によって運行されています。市内路線は 201番から 226番までで、市内中心部と主要な郊外、大学、ショッピングセンター、観光名所を結んでいます。2011年以前は市内路線は 1番から 19番まででしたが、リアルタイムバス案内表示システムの導入に伴い、2xx番台に変更されました。これらの路線のうち 2つは、それぞれ市の北部と南部を環状に結んでいます。バリコリック、グランマイア、ミドルトン、キャリガラインなどの郊外や町へは、市内中心部のパーネル・プレイスにあるバスターミナルからバスが運行されています。郊外路線には、コーク空港へのシャトルバスや、南部郊外のみに設置されたパークアンドライド施設も含まれています。
 アイルランド初の 24時間運行バス路線である220番線は、2019年1月にコークで運行を開始しました。220番線は、主要な衛星都市であるバリコリックとキャリガラインを市内中心部と結び、午前 1時30分から午前 5時30分まで 1時間おきに運行しています。24時間運行開始から 1年後、バス・エイリアン社は、同路線の乗客数が 70%増加し、130万人の利用者数を記録したと発表しました。220番線の成功を受け、地元政治家は市内における24時間運行バス路線のさらなる導入を求めています。
 ダブリンでの BusConnects プロジェクトの初期展開に続き、2022年10月現在、国家運輸局(NTA)はコークでの同様の変更に関する協議プロセスの第一段階に入った。NTA はダブリンの計画から得られた教訓を適用していると述べたが、コークの住宅所有者の中には、提案されているバス専用レーンと、庭や路上駐車スペースの一部を失う可能性、住宅の価値が下がるリスク、建設が住宅の構造的完全性に与える影響への懸念、道路沿いの数百本の樹木の喪失、路上駐車スペースの減少によって生じる可能性のある商業への影響について懸念を表明する者もいた。2022年10月の Irish Examiner の記事では、ダグラスのバリーブラックの森に道路橋を建設するという草案の少なくとも 1つが取り下げられたことが指摘されています。2025年半ばの時点で、コーク・バスコネクトの一部の変更は「2026年半ばから段階的に実施される予定」です。
 長距離バスはパーネル・プレイスのバスターミナルからアイルランド各地へ出発します。キラーニー/トラリー、ウォーターフォード、アスローン、シャノン空港/エニス/リムリック/ゴールウェイへは 1時間おきに運行しており、ダブリンへは 1日6便運行しています。
 民間バス会社には、アイリッシュ・シティリンク、エアコーチ、ダブリン・コーチがあります。アイリッシュ・シティリンクはリムリックとゴールウェイを結んでいます。エアコーチはダブリン市内中心部とダブリン空港を結ぶノンストップの急行便を 1日18便運行しています。ダブリン・コーチはウォーターフォード、キルケニー、レッド・カウを経由してダブリンを結んでいます。
 
 コークへの交通アクセスは、飛行機ではコーク空港、鉄道ではコーク駅(ケント駅)があります。
 アイルランドの首都ダブリンからコークまで車で 2時間45分(南西へ道なりで 254km)、キルケニーから車で 1時間45分(南西へ道なりで 154km)、ウォーターフォードから車で 1時間45分(西南西へ道なりで 121km)です。コークからリムリックまで車で 1時間20分(北北西へ道なりで 99km)、トラリーまで車で 1時間35分(北西へ道なりで 113km)です。
 
コーク市地図
コーク市地図
地図サイズ:480ピクセル X 360ピクセル
 
コーク市の主要な街と観光地:
コーク(Cork)、 ウィルトン(Wilton)、 グラシーン(Glasheen)、 グリーンマウント(Greenmount) セント・ルークス(Saint Luke's)、 ダグラス(Douglas)、 ダブリン・ヒル(Dublin Hill)、 チボリ・エステート(Tivoli Estate)、 トグハー(Togher)、 バリーフェーヘイン(Ballyphehane)、 バリンロー(Ballinlough)、 ファランリー(Farranree)、 フェアヒル(Fairhill)、 フランクフィールド(Frankfield)、 ブローデール(Broadale)、 ボーモント(Beaumont)、 マホン(Mahon)、 モンテノッテ(Montenotte)、 マホン湖(Lough Mahon)、 リー川(リバー・リー、River Lee)、 ダグラス川(Douglas River)
 
コークの交通機関と観光名所
 
コーク地図(Google Map)
 

 
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