カラブシャ神殿の地図です。カラブシャ神殿（Temple of Kalabsha）は、エジプト南東部ヌビア地方アスワン県の県都アスワン南部にあるアスワン・ハイ・ダムの人造湖「ナセル湖」にある小さな島ニュー・カラブシャにある世界遺産「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」の一つとなっている神殿です。もともとはアスワンから南へ約50キロメートルの場所にあった古代エジプトのタルミスという町にありましたが、アスワン・ハイ・ダムの完成によってできたナセル湖に水没することになったため、他のヌビア遺跡と共にこの地に移築されました。このカラブシャ神殿は、アメンホテプ2世やトトメス3世によって建てられた神殿が始まりで、古代ローマ帝国の支配下でアウグストゥス帝によって再建された神殿です。ヌビアの神々（主として太陽神マンドゥリス）に捧げられ神殿であり、ヌビア地方で岩窟内に造られた神殿は別として最大級の屋外神殿となっていました。
カラブシャ神殿地図（Map of Temple of Kalabsha, New Kalabsha, Aswan, Aswan Governorate, Egypt）
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