このトルヒーヨは砂漠気候(ケッペン気候区分:BWh)であり、一年中晴れていて快適な気候のため「ラ・シウダー・デ・ラ・エテルナ・プリマベーラ(La Ciudad de la Eterna Primavera、「常春の街」という意味)」として知られています。10月上旬に開催される国際スプリング・フェスティバル(International Spring Festival)は、ペルーおよび世界中から観光客が集まります。)とは、ペルーを代表する伝統舞踊・競技ペアダンス「マリネラ(Marinera)」の世界大会が毎年1月末に開催される事でも知られています。
街は温暖な気候で降雨量が極端に少なく、南アメリカ大陸西海岸沖を北上する寒流のペルー海流(フンボルト海流、Humboldt Current)影響により、南緯 8度07分の熱帯地域に位置するものの極端な暑さにならず、14℃〜30℃の快適な気温の範囲になっています。トルヒーヨは日中は温暖な気候で、夜は海風のため穏やかです。年間平均気温は 19.2℃で、熱帯にあるため年間の気温変化が小さく、月毎の平均最高気温は 20.4℃〜26.0℃、平均最低気温は 14.0℃〜18.0℃です。雨は稀にしか降らず、散発的で、午後または夕方に降ることがあります。アンデス山脈とその丘陵地帯は海岸に非常に近く、ペルー中部および南部の山々より標高が低いため、南太平洋からの潮風とアマゾン地域からの湿った風が重なり、夏になると軽い雨となる事が増えます。年間降水量 4.3ミリメートル、年間降水日数 3.9日間です。トルヒーヨで記録された過去最高気温は 36.0℃(3月)、過去最低気温は 7.0℃(6月)です。
トルヒーヨと東京の気温と降水量グラフ(1961年から1990年の平均値)
ラ・リベルタ県トルヒーヨ月別気温(Temperature & Precipitation of Trujillo, La Libertad Region, Peru):ラ・リベルタ県の県庁所在地(県都)となっている都市、人口 919,899人(2017年現在)、トルヒーヨは、1536年にスペイン総督フランシスコ・ピサロがスペイン風の町をつくり、自分の生まれ故郷(スペインのエストレマドゥーラ州トルヒーリョ)の名前をつけました。現在ではペルーで3番目に大きな街となっています。
月別
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
過去最高気温(℃)
32.0
35.0
36.0
35.0
32.7
30.0
29.3
27.0
27.4
30.5
28.0
29.5
平均最高気温(℃)
25.0
26.0
26.0
24.5
23.2
22.0
21.1
20.4
20.4
20.9
22.1
23.5
平均気温(℃)
21.0
22.1
22.0
20.7
19.1
18.4
17.8
17.1
16.8
17.1
18.0
19.5
平均最低気温(℃)
16.9
17.8
18.0
16.8
15.7
15.0
14.4
14.1
14.0
14.1
14.6
14.7
過去最低気温(℃)
11.6
9.8
8.0
11.1
10.0
7.0
8.0
8.0
9.0
8.0
8.8
11.0
降水量(mm)
1.2
0.8
1.8
0.1
0.1
0.0
0.0
0.0
0.0
0.2
0.0
0.1
降水日数(日)
1.3
0.6
0.9
0.6
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.1
0.4
平均相対湿度(%)
84
81
81
82
86
84
86
85
86
86
84
82
トルヒーヨの年間平均気温 19.2℃、年間平均最高気温 22.9℃、年間平均最低気温 15.5℃、年間降水量 4.3ミリメートル、年間降水日数 3.9日間、1961年から1990年まで30年間の平均値、アメリカ海洋大気庁(NOAA = National Oceanic and Atmospheric Administration)データ、過去最高気温/最低気温は Meteo Climat データ、平均気温(1949年〜1985年)と降水日数(1970年〜1990年)および湿度(1975年〜1985年)はドイツ気象局(DWD = Deutscher Wetterdienst)データ、観測地点はトルヒーヨ国際空港(カピタン FAP カルロス・マルティネス・デ・ピニーリョス国際空港、Capitán FAP Carlos Martínez de Pinillos International Airport)、南緯 8度07分 西経 79度02分、標高 34メートル