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南アメリカ気温
ガイアナ気温
南アメリカ大陸北海岸、赤道付近(北緯 1度11分から8度24分)に位置するガイアナの気候は熱帯気候で、年間を通じて気温の変化は少ない。12月から2月上旬と4月下旬から8月中旬の2回雨季があります。北部では熱帯雨林気候(ケッペン気候区分:Af)、南東部は熱帯モンスーン気候(ケッペン気候区分:Am)、南西部は熱帯サバナ気候(ケッペン気候区分:Aw)となっています。
気温が危険なほど高くなることはありませんが、暑さと湿気の組み合わせにより時折、不快な高温多湿となり息苦しく感じることがあります。この地域全体が北東貿易風の影響を受けており、正午から午後にかけては海風が海岸に涼しさをもたらします。ガイアナはカリブ海のハリケーンの進路の南に位置しており、ハリケーンがガイアナに襲来したことはありません。
ガイアナの首都となっているジョージタウン(Georgetown)の気温は極めて安定しており、最も暑い月(7月)の平均最高気温は 32℃(89.6°F)、平均最低気温は 24℃(75.2°F)、最も寒い月である 2月の平均気温は 29~23℃(84.2~73.4°F)です。ジョージタウンで観測された最高気温は 34℃(93°F)、最低気温は 20℃(68°F)です。湿度は年間を通じて平均 70パーセントです。内陸部では海の緩和効果から離れた場所では、日々の気温の変動がやや大きく、夜間は 12℃(53.6°F)まで下がることもあります。内陸部の湿度もやや低く、平均約60パーセントです。
降雨量は北西部で最も多く、南東部と内陸部で最も少なくなります。ベネズエラ国境付近の海岸の年間平均降雨量は約2,500ミリメートル(98.4インチ)、さらに東のニューアムステルダム(New Amsterdam)では 2,000ミリメートル(78.7インチ)、ガイアナ南部のルプヌニ・サバンナ(Rupununi savannah)では 1,500ミリメートル(59.1インチ)です。貿易風を受ける山の北東側の地域では、年間平均 3,500ミリメートル(137.8インチ)の降雨量があります。雨は年間を通じて降りますが、年間総降雨量の約50パーセントは、沿岸部では 5月から7月末まで、内陸部では 4月から9月まで続く夏の雨季に降ります。沿岸地域では、11月から1月にかけて第2の雨季が訪れます。雨は通常、午後に大雨または雷雨として降ります。曇りの日はほとんどなく、ほとんどの日は朝から午後の早い時間にかけて 4~8時間晴れています。
ガイアナの領土は北緯 1度から9度、西経 56度から62度の間にあり、世界で最も人口密度の低い国の一つです。
この国は 5つの自然地域に分けられます。人口の大半が住む大西洋沿岸の狭く肥沃な湿原(低地海岸平野)、ガイアナの国土の大半を含む内陸部の白い砂地(丘陵砂および粘土地域)、南部の密生した熱帯雨林(森林高地地域)、南西部の乾燥したサバンナ地域、そしてブラジル国境まで徐々に高くなる山々が大部分を占める最小の内陸低地(内陸サバンナ)です。
ガイアナの山々には、ガイアナとブラジルおよびベネズエラの三国国境に連なるパカライマ山脈(Pakaraima Range)の一部であるロライマ山(Mount Roraima、標高 2,772メートル(9,094フィート)、ガイアナ最高峰)、アヤンガンナ山(Mount Ayanganna、標高 2,042メートル)、モンテ・カブライ山(Monte Caburaí、標高 1,465メートル)があります。ロライマ山とガイアナのテーブルトップ山脈(テプイ)は、サー・アーサー・コナン・ドイルの1912年の小説「失われた世界(The Lost World)」の着想の元になったと言われています。また、火山の断崖や滝も多く、カイエトゥール滝(Kaieteur Falls)は単体の滝としては水量で世界最大の滝と考えられています。ルプヌニ川の北にはルプヌニサバンナがあり、その南にはカヌク山脈があります。
最も長い 4つの川は、長さ 1,010キロメートル(628マイル)のエセキボ川(Essequibo)、724キロメートル(450マイル)のクーレンタイン川、595キロメートル(370マイル)のベルバイス川、346キロメートル(215マイル)のデメララ川です。クーレンタイン川はスリナムとの国境を形成しています。エセキボ川の河口には、北西海岸沿いの 145キロメートル(90マイル)幅のシェル ビーチなど、いくつかの大きな島があります。このビーチは、ウミガメ(主にオサガメ)やその他の野生生物の主要繁殖地でもあります。
気候は熱帯性で、一般的に高温多湿ですが、海岸沿いの北東貿易風によって緩和されます。雨季は 2回あり、1回目は 5月から8月中旬、2回目は 11月中旬から1月中旬です。
ガイアナには南米最大の自然のままの熱帯雨林があり、その一部は人間がほとんど立ち入ることができません。ガイアナの豊かな自然史は、初期の探検家サー・ウォルター・ローリーとチャールズ・ウォータートン、後に博物学者サー・デイビッド・アッテンボローとジェラルド・ダレルによって記述されました。2008年、BBCは「ジャガーの失われた土地」という3部構成の番組を放送し、オオカワウソやオウギワシなどの未発見種や希少種を含む野生生物の多様性を強調しました。
ガイアナ気候区分地図:大部分が熱帯雨林気候
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ガイアナ地図
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ガイアナ北部の気温 ====================
デメララ=マハイカ州ジョージタウン月別気温(Temperature & Precipitation of Georgetown, Guyana):ジョージタウンの気温グラフ、ガイアナの首都であり最大都市、人口 200,500人(2012年現在)
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
平均最高気温(℃) | 28.6 | 28.9 | 29.2 | 29.5 | 29.4 | 29.2 | 29.6 | 30.2 | 30.8 | 30.8 | 30.2 | 29.1 |
平均気温(℃) | 26.1 | 26.4 | 26.7 | 27.0 | 26.8 | 26.5 | 26.6 | 27.0 | 27.5 | 27.6 | 27.2 | 26.4 |
平均最低気温(℃) | 23.6 | 23.9 | 24.2 | 24.4 | 24.3 | 23.8 | 23.5 | 23.8 | 24.2 | 24.4 | 24.2 | 23.8 |
降雨量(mm) | 185.2 | 88.5 | 111.0 | 140.5 | 285.5 | 327.7 | 268.0 | 201.4 | 97.5 | 107.2 | 185.9 | 261.9 |
降雨日数(日) | 16 | 10 | 10 | 12 | 19 | 23 | 21 | 15 | 9 | 9 | 12 | 18 |
月間日射量(時間) | 201.0 | 208.6 | 219.7 | 197.9 | 178.8 | 156.7 | 201.6 | 233.7 | 229.8 | 235.3 | 210.9 | 186.6 |
ジョージタウンの年間平均気温 26.8℃、年間平均最高気温 29.6℃、年間平均最低気温 24.0℃、年間降雨量 2,260.3ミリメートル、年間降雨日数 174日間、年間日照時間 2,460.6時間、1961年から1990年まで30年間の平均値、世界気象機関(WMO = World Meteorological Organization)データ、アメリカ海洋大気庁(NOAA = National Oceanic and Atmospheric Administra)データ、北緯 6度48分 西経 58度09分、標高 0メートル
デメララ=マハイカ州:ジョージタウン(ガイアナの首都・最大都市)
クユニ・マザルニ州:エナチュ、マザルニ
バリマ・ワイニ州:マバルマ
東ベルビセ=コレンティネ州:ニューアムステルダム(New Amsterdam)
エセキボ諸島=西デメララ州:ヴリード・エン・ホープ(Vreed en Hoop)
ガイアナ南部の気温 ====================
アッパー・タクトゥ・アッパー・エセキボ州:レセム
ポタロ=シパルニ州:マディア(Mahdia)
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