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バガン遺跡 ナンパヤー寺院


 ナンパヤー寺院(Nanpaya Temple)は、バガン遺跡の南にあるミンカバ村(Myinkaba)にあるヒンドゥー教寺院です。1060年から1070年頃に建築されたモン様式の寺院で、パガンのアノーヤター王(King Anawratha、1014年生〜1077年没、治世 1044年〜1077年)に攻められ捕虜となってバガンに暮らしたモン族(タトォン国 = 現在の低地ビルマとタイの一部を支配した国で南インドやスリランカとの交易で栄えた仏教徒の国)の王であったマヌーハ王(Manuha、治世 1030年代〜1057年、タトォン国最後の国王)の住居だったと伝えられ、モルタルと石材およびレンガで出来ています。このナンパヤー寺院の内部には、ヒンドゥー教の三最高神の一人であるブラフマー(Brahma、創造神)と他のいくつかの神が祀られています。また、マヌーハ王はモン族であったために、寺の内部にはモン様式の文様や護符が装飾に用いられています。なお、この寺院のすぐ北東にはマヌーハ王が建立したマヌーハ寺院があります。
 
ナンパヤー寺院(写真:2004年9月14日撮影)
バガン遺跡 ナンパヤー寺院
 

 
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