タバ国際空港(Taba International Airport, IATA: TCP)は、エジプト東部のシナイ半島南シナイ県タバにある国際空港で、アカバ湾北端の村タバから北西へ約14kmの場所に位置しています。
空港は、第三次中東戦争(六日戦争)後のイスラエル占領時代の1972年にイスラエルによって建設され、「エトシオン空軍基地(Etzion Air Force Base)」として使用されていました。その後、1978年にキャンプ・デービッド合意、1979年にエジプト・イスラエル平和条約が締結され、1982年に返還が実現し、「エル・ナクブ空港(El Nakb Airport)」と命名されました。当初は、エアー・シナイ航空(Air Sinai)がフォッカー F-27を使用しカイロ便を週2便運航していました。後に、エアバスを使用してエジプト航空(Egyptair)がチャーター便でイギリスやスイスなど国外へのフライトを就航させました。1990年代になると、新しいターミナルビルの建設と夜間照明設備がつけられ、2000年11月に現在の名称であるタバ国際空港と改名されました。
このタバ国際空港は、エジプト国内ではアレクサンドリア近郊のボーグ・エル・アラブ空港に次いで10番目に旅客数の多い空港です。2009年の統計によれば、年間旅客数は対前年比24.8%減の340,225人となっています。
名前:タバ国際空港 / アラビア語:مطار طابا الدولي / 英語:Taba International Airport
所在地:エジプト・南シナイ県タバ エリア:空港からタバ市内中心部まで14キロメートル
タバ国際空港 地図(Map of Taba International Airport, Taba, South Sinai, Egypt)