クウェート地図

　クウェート（英語：Kuwait）、正式名称をクウェート国（英語：State of Kuwait、アラビア語：دَوْلَةُ ٱلْكُوَيْت （Dawlat al-Kuwayt））は、西アジア、地政学的には中東地域に位置する国で、立憲君主制国家（1961年6月19日にイギリスより独立）です。アラビア半島の北端、ペルシャ湾の最奥部（ペルシャ湾の北西隅）に位置し、北から西はイラク、南西から南はサウジアラビアと陸続きで国境を接しています。約 500キロメートル（311マイル）の海岸線を持つクウェートは、東はペルシャ湾ペルシャ湾に面し、挟んでイランとも海上国境を接しています。クウェートは都市国家であり、人口の大半は首都であり最大の都市であるクウェート・シティ（クウェート市）の都市圏に居住しています。2025年推計、クウェートの人口は 4,985,716人で、そのうち 153万人がクウェート国民、残りの 329万人は 100カ国以上からの外国人です。クウェートは、人口に占める外国人の割合が世界第 3位の国であり、国民は総人口の 30％未満を占めています。面積 17,818平方キロメートル（6,880平方マイル）、最高地点はムトラ・リッジ（Mutla Ridge、海抜 306メートル（1,004フィート））です。
　現代のクウェートの領土は、ペルシャ湾の入り口、チグリス川とユーフラテス川の河口付近という戦略的な立地条件から、古代から人間によって居住されてきました。18世紀初頭、現代のクウェートの領土はバニ・ハーリド一族のバニ・ハーリド首長国の管轄下にあり、その後クウェート首長国として知られるようになり、1899年にはイギリスの保護領となりました。1938年に石油埋蔵量が発見される以前は、現代のクウェートの領土には地域貿易港がありました。イギリスとの保護領協定は、クウェートが正式に独立国家となった1961年6月に終了しました。1946年から 1982年にかけて、クウェートは主に石油生産による収入を基盤として大規模な近代化を遂げました。1980年代には、地政学的不安定化と株価暴落に伴う経済危機を経験しました。
　1990年、石油生産をめぐる紛争の後、クウェートはサダム・フセイン率いるイラク軍に侵攻（クウェート侵攻、1990年8月2日～4日）され、一時的に併合されました。イラクによるクウェート占領は、湾岸戦争中（1991年1月17日～2月28日）にアメリカ合衆国主導の多国籍軍がイラク軍をクウェートから追放したことで、1991年2月26日に終結しました。
　ペルシャ湾岸の他の多くのアラブ諸国と同様に、クウェートは首長国であり、首長が国家元首を務め、サバーハ家が国の政治体制を支配しています。クウェートの国教はイスラム教、特にスンニ派イスラム教のマリキ派です。
　クウェートは世界第6位の石油埋蔵量を誇り、高所得経済を誇っています。芸術と大衆文化において、クウェートは地域の先駆者とみなされており、「湾岸のハリウッド」とも呼ばれています。アラビア半島で最も古い近代芸術運動の発祥地であり、地域を代表する芸術家を輩出してきたことで知られています。クウェートの大衆文化は、演劇、ラジオ、音楽、テレビのメロドラマといった形で、近隣の湾岸協力会議（GCC）諸国に輸出されています。クウェートはGCCの創設メンバーであり、国連、アラブ連盟、OPECにも加盟しています。

クウェート地図（Map of Kuwait）

地図サイズ：560ピクセル X 600ピクセル

クウェートの主要都市：クウェート・シティ（Kuwait City、クウェートの首都であり最大都市、人口 637,411人、都市圏人口 2,380,000人 = 2014年現在）、ジェリーブ・アル＝シュユーク（Jleeb Al-Shuyoukh）、サルミア（Salmiya）、ハワッリー（Hawalli）、ファルワーニーヤ（Al Farwaniyah）、アハマディ（Al Ahmadi）、ジャハラー（Al Jahra）

クウェート地図（日本語表記）
クウェート地図、日本語表記

クウェート白地図（Outline Map of Kuwait）

クウェート周辺地図（Map of Kuwait and neighboring countries）

地図サイズ：560ピクセル X 300ピクセル

サイト内の関連コンテンツ
クウェート基本データ、クウェート地図、クウェートの気温、

ページ先頭（海外旅行：クウェート地図）へもどる