カメルーン：ドゥアラ - 旅行のとも、ZenTech

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ドゥアラ地図

　ドゥアラ（フランス語/英語：Douala、ドイツ語：Duala）は、カメルーン西部のギニア湾沿岸にある都市（港湾都市）で、リトラル州の州都です。カメルーン最大の都市であり、経済の中心地です。なお首都ヤウンデとの人口が僅差であるため統計年によっては 2番目となる場合もあります。面積 210平方キロメートル（81平方マイル）、海抜 13メートル（43フィート）、北緯 4度03分東経 9度41分です。また、カメルーン沿岸地域の州都でもあります。かつては中央アフリカ最大の港がありましましたが、現在はクリビ港に取って代わられています。国内主要国際空港であるドゥアラ国際空港（DLA）があります。カメルーンおよびガボン、コンゴ、チャド、赤道ギニア、中央アフリカ共和国、カメルーンを含むCEMAC地域全体の商業・経済の中心地です。そのため、石油、カカオ、コーヒー、木材、金属、果物など、同国の主要輸出品のほとんどを取り扱っています。ドゥアラの人口は 2,768,400人（2015年現在）、2023年現在、市とその周辺地域の推定人口は 5,066,000人です。ウーリ川の河口に位置し、気候は熱帯性です。

　この地域を最初に訪れたヨーロッパ人は、1472年頃のポルトガル人です。当時、ウーリ川の河口はリオ・ドス・カマロンエス（エビ川）として知られていました。1650年までに、コンゴから来たとされるドゥアラ語を話す移民によって町が形成されました。18世紀には、大西洋横断奴隷貿易の中心地となりました。
　1826年、ドゥアラは 4つの村から構成されていたようです。それぞれ4つの特定の場所に位置していました。デイド（ディド）村、アクワ村、ンジョ村、そしてヒッコリータウン（現在のボナベリ、ウーリ川の対岸）です。
　1884年から 1895年の間、ドゥアラはドイツの保護領でした植民地政策は商業と未占領地の探検に重点が置かれました。1885年、アルフレッド・セイカーはイギリスバプテスト教会の最初の伝道活動を組織しました。同年、カメルーンとして知られていた都市はドゥアラと改名され、1902年に首都がブエアに移されるまで、この地域の首都となりました。
　1907年には植民地省が設立され、ドゥアラの人口は 2万3000人でした。1919年の第一次世界大戦後、ドイツの植民地地域はフランスとイギリスの保護領となりました。フランスはドゥアラの統治を委任され、地元の首長たちと条約が締結されました。
　1940年から 1946年まで、ドゥアラはカメルーンの首都となりました。1955年には、人口は 10万人を超えました。
　1960年、カメルーンは連邦共和国として独立し、首都はヤウンデに置かれました。ドゥアラは主要な経済都市となりました。1972年、連邦共和国は単一国家となりました。当時のドゥアラの人口は約 50万人でした。
　1980年代、カメルーンでは自由化と複数政党制民主主義を求める闘争が激化しました。1991年5月から 12月にかけて、ドゥアラは「ゴーストタウン作戦」と呼ばれる市民的不服従運動の中心地となりました。この作戦では経済活動が停止され、国を統治不能な状態に陥れ、政府に複数政党制と表現の自由を認めるよう迫りました。

ドゥアライメージ（キングス・ベル・パレス）

　ドゥアラの観光名所としては、ドゥアラ海事博物館（Douala Maritime Museum）、ドゥアラート（Doual'art、ドゥアラール、美術館）、ラ・ヌーベル・リベルテ（La Nouvelle Liberté、2007年に完成したカメルーン人芸術家ジョセフ=フランシス・スメニエによる高さ12メートルの彫像）、聖ペテロ＆聖パウロ大聖堂（Cathedral of St Peter and Paul Bonadibong）、ボナロカ大モスク（Great Mosque of Bonaloka）、キングス・ベル・パレス（Palace of the Kings Bell）などがあります。

　ドゥアラのホテルは、アグランドホテル、イビスドゥアラ、アクワパレスドゥアラ、ホテルレジデンスラファライセ - アクワ、ホテルラファライセボナプリソ、イビスドゥアラ、ホテルヴァレーデプリンス, ドゥアラ、ホテルバノパレス、ホテルセレナパレスドゥアラ、ホテルサワ、ホテルボーリヴァゲ、ベストウエスタンプラスソアホドゥアラエアポート、ホテルレジデンスラファライセ、オノモホテルドゥアラ、レワトホテル、ホテルラファライセボナンホ、アパートメントマケペ BM、ホテルトチェロ、ホテルボーセジュールミラベル、レジデンスルカラトボナプリソ、ホリデーアパートメントレンタルなどがあります。

カメルーンにおけるドゥアラの位置が判る地図

地図サイズ：360ピクセル X 480ピクセル

　ドゥアラへの交通アクセスは、飛行機ではドゥアラ国際空港（Douala International Airport）、鉄道ではドゥアラ駅（ベサング駅（Gare de Bessengué）、Douala Railway Station）があります。
　ヨーロッパからはフランスのパリからドゥアラまで飛行機で 6時間40分（直行便、5便/週）、ベルギーのブリュッセルから 6時間50分（直行便、1 便/日）です。中近東・西アジアからは、トルコのイスタンブールからヤウンデまで飛行機で 7時間（直行便、3便/週）です。アフリカ大陸では、ナイジェリアのラゴスからドゥアラまで飛行機で 1時間40分（直行便、4便/週）、コンゴのブラザビルから 2時間（直行便、3便/週）、ベナンのコトヌーから 1時間30分（直行便、4便/週）、ガボンのリーブルビルから 1時間（直行便、4便/週）、サントメ・プリンシペのサントメから 1時間15分（直行便、2便/週）、ケニアのナイロビから 4時間10分（直行便、1便/週）です。
　カメルーンの首都ヤウンデからドゥアラまで車で 3時間55分（西へ道なりで 235km）です。ドゥアラからエデアまで車で 1時間20分（南東へ道なりで 63km）、ブエアまで車で 1時間45分（西北西へ道なりで 72km）、リンベまで車で 1時間45分（西へ道なりで 77km）、クンバまで車で 2時間50分（北西へ道なりで 140km）です。

ドゥアラ地図（Map of Douala, Cameroon）

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