スイス連邦院地図(Map of Federal Palace, Bern City, Bern Canton, Switzerland)
地図サイズ:640ピクセル X 480ピクセル
連邦院 ドームとファサード
中央の議事堂は、スイス十字(ギリシャ十字)の形をしたドーム状のホールを中心に構成されています。このホールは、国民議会(南側)と全州議会(北側)という二つの議院を隔てる役割を果たしています。ドームの高さは外側で 64メートル(210フィート)あり、建設当時は異例の高さでしたが、3つの建物からなる全体の長さとのバランスを考慮してこの高さが選ばれました。中央のモザイク画には、連邦の紋章とラテン語のモットー「Unus pro omnibus, omnes pro uno(一人は皆のために、皆は一人のために)」が描かれ、その周囲を 1902年当時に存在した 22の州の紋章が取り囲んでいます。1979年に新設されたジュラ州の紋章は、後にモザイク画の外側に配置されました。ホール内には、ジェームズ・アンドレ・ヴィベール(James André Vibert)が制作した彫刻「三人の盟約者(Die drei Eidgenossen)」が据えられています。これは、スイスのために戦うことを誓ったという伝説的な「リュートリの誓い(Rütlischwur)」を題材にしたものです。
連邦広場(Bundesplatz)に面し、ドーム状のホールへと続く中央入口のペディメント(三角形の切妻)の下には、「Curia Confœderationis Helveticæ(スイス連邦議会)」という銘文が刻まれています。屋根の頂部には、オーギュスト・ド・ニーダーホイゼルン=ロド(Auguste de Niederhäusern-Rodo)による独立を象徴する「ヘルヴェティア(スイスの擬人化像)」の寓意彫刻が据えられ、その左側には「行政」、右側には「立法」を象徴する像が配置されています。この配置は、オーストリア議会議事堂にある「パラス・アテナの泉」に着想を得たものです。ペディメントの両脇には、勇気、知恵、力を象徴するアンセルモ・ラウレンティ(Anselmo Laurenti)作の 2体のグリフィン像が配置されています。2階の壁龕(へきがん)にある女性像は、ジェームズ・アンドレ・ヴィベールによるもので、それぞれ「自由」(左)と「平和」(右)を象徴しています。上部に掲げられた 2枚の記念銘板は、1291年(連邦憲章および伝説的なリュートリの誓い)と1848年(最初の連邦憲法によりスイスが連邦国家へと転換)という年号を示しています。最後に、モーリス・レイモン(Maurice Reymond)が制作した 1階の壁龕(へきがん)にある男性像の寓意像は、それぞれ「過去の年代記作家」(左)と「現在の年代記作家」(右)を表しています。
スイス連邦憲法制定 175周年を記念し、連邦議会議事堂のティンパヌム(ペディメント内の三角形の空間)に設置された芸術作品「Tilo(ティロ)」が、2023年9月12日に除幕・公開されました。この作品名は、黒人として初めて連邦議会議員(国民議会議員)に選出されたティロ・フレイ(Tilo Frey)氏にちなんで名付けられました。同作品は、アーティスト・デュオのレネ・レヴィ(Renée Levi)とマルセル・シュミット(Marcel Schmid)がデザインし、ザルネン(Sarnen)にある陶磁器メーカーが手作業で制作しました。