サーン・イル・ハガル遺跡の地図です。サーン・イル・ハガル遺跡(San el Hagar (Tanis))は、エジプト北東部ナイル川デルタのシャルキーヤ県にあるナイル川デルタ地域にある古代エジプト時代最大の遺跡です。イスマイリア(イスマエーレーヤ)から北西へ57km、エジプトの首都カイロから北東へ118kmの場所に位置しています。このサーン・イル・ハガルは、古代エジプトでは「タニス(Tanis)」と呼ばれた街で、古王国時代からセト神(オシリス神の弟でエジプト九柱の神々の一柱)信仰の中心地として繁栄し、古代エジプト・第2中間期のヒクソス人にエジプトが占領された時代(約100年間)にはエジプトの王都となっていました。交通の便が悪く遺跡の近くには観光客が利用するような公共交通機関は無く、ホセイネーヤやサウードから遺跡に西側にあるサーン・イル・ハガル村への小型乗り合いトラックやマイクロバスを利用することになります。なおホテルやゲストハウスなどの宿泊施設は周辺の村を含めてもありません。サーン・イル・ハガル遺跡へはカイロやイスマエーレーヤから日帰りで行くのが一般的です。
サーン・イル・ハガル遺跡地図(Map of San el Hagar (Tanis), Sharqia Governorate, Egypt)
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