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情報ノート「北京旅行」


2004年秋 北京旅行 2週間の個人旅行。北京観光地巡りだけで10日近くもかかりました・・・

  1. フェリー
     2週間の北京旅行。博多〜青島のゆうとぴあ号(UTOPIA:旅客定員 350人) オリエントフェリーを利用する。このフェリーは週2便。 中国は15日以内ならビザ不要(2004年現在)、週2便なら、ちょうど15日間滞在可能になるのでこのフェリーを利用した。フェリーは悪天による欠航がままあるのでMax15日間の日程は危険「お客さん、もしフェリーが欠航して旅行日程が延びたらどうするんですか〜」である。旅行会社もチケット売り渋り。ZenTechの時は、15日目(最終日)にかなり悪天で出国審査終わって船内に入ったのは良いが翌日まで出港しなかった。アブなっかった。
     フェリーの船体は、新日本海フェリーのお下がり(旧 ニューはまなす)。船内備品もそのまま引き継いだらしく、漫画本(犬夜叉など)・週刊誌も豊富であった。お風呂も大きな浴槽つき。 料理は、中華/日本食。朝ご飯は無料でしたね。売店は日本円のみ。ビール/発泡酒/酎ハイ同一料金(酒税が無いので、海外では良くある現象)。コインランドリーもありました。

  2. 中国入国
    中国 青島港 「辺防検査」=イミグレーションらしい。台湾もそうだが漢字の国は、クイズみたいで面白い。イミグレも税関も簡単に通過。荷物検査もスルーパス。
     青島は、中国人民解放軍北海艦隊の海軍基地でも有名である。当然、写真のように軍艦も見られる。原潜も配備されており、2004年日本領海侵犯事件を起こした原潜もここから出向している。それにしても、世界一の海軍国アメリカ及び世界有数の海軍力(特に対潜能力)を保持する海上自衛隊を挑発するとは信じられない暴挙ですね。調子に乗りすぎ中華民族。
     青島港には、両替の銀行が無かった。外に出ても見あたらない。う〜ん、初体験。 しょうがないから、青島駅方向に徒歩。今回の北京旅行のガイドブックは「地球の歩き方・北京編」なので青島の情報は載っていない。フェリーの中で見た青島地図をちょっと覚えた程度。 当然、あっという間に迷子ねこ。英語通じず、漢字で筆談。さすが、通じる。
     青島駅に到着するも、銀行見あたらず。ホテルの客引き多し。お金(元)は無いが、手近のホテルに行ってみる。ここも英語通じない。筆談で「ドルしかないよ。それとディスカウントして〜」とお願い。値切ったら笑われたけど100元にしてくれた。ドル払いはダメ。客引きのおじさんが、近くの交通銀行に連れていってくれるが、もう夜なので窓口はクローズ。CDを見るとPlusのマークが。オソル恐るカードを入れてみる、中国語表示で判りにくいが何とかお金が出てきた。取りあえず今晩の宿は、どうにかなりそう。ホテルに戻ってチェックイン。再度駅に行って北京行きの列車予約。コンピュータ化されていて、とってもスムーズ。

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  3. 青島〜北京 列車(10時間)
    中国 青島火車站 「硬座:116元」10時間の列車旅行。硬座ってことで、板張りの座席?と覚悟していたが、ちゃんとクッションだった。お見合い座席で片側3名。各車両に小姉1名の車掌さんが配置されて、検札・ゴミ回収・お湯配給・トイレ管理までやっている。トイレに行くと必ず閉まっているので使用中かと思っていたら、小姉にお願いして開けて貰う方式だった。ちょっとビックリ。
     車内にはテレビも付いていた。乗車案内やドラマも放送。中国人お茶好きね。みんな保温水筒を持って、ガブガブお茶飲んでいる。食事は、カップ麺あり、お弁当あり。
     車窓の風景は、荒れ地・耕作地半々。北京近郊は、暗くなったので不明。

  4. 北京到着
     北京駅も海外の鉄道と同じように方向別に駅が別れている。青島からの列車は、北京火車站に到着。「我欲切符火車票乗車紀念」って筆談でお願いをして今回の北京旅行の記念に切符を貰う。トンデモ文章かもしれないけど、中国でも(台湾も実績あり)通じることが判った。ホテルは町中で探すことにした。200元台。一番の繁華街(王府井/ワンフージン=北京の銀座)が地下鉄も近くて良さそうなので行ってみる。地下鉄は3元、地下鉄内は社会主義的デコレーションなし。歩き方に出ている王府井の外れのホテルへ行った。手持ちの元が少ないので取りあえず一泊。ホテル付属のツーリストインフォ(旅行会社)でドルを両替。部屋の鍵はICカード。驚き、中国をバカにしていた反省。きっと鍵だと偽造されるんだろうな。 偽札も多いらしい。100元札出すとじっくりチェックされる。
     王府井を歩いていると「カラオケ行こう」とお姉さんからの誘いが多い。あんなに大ぴらに風俗???見た感じはスナックの客引きだったが。
     中国銀行のATMコーナでお金をおろそうとした(UFJのキャッシュカードPlus付き)が夜間のため受け付けてくれない。残高照会は出来るのにね(きっと残高照会だけでも手数料取られている)。横の機械を見ると、自動外貨両替機があるではないか。試してみた。1万円札入れた。吸い込まれた。そのまま、停まって画面には「OUT OF ORDER」って、そりゃ無いよ故障???張り紙に「故障の時は隣の銀行へ」と書かれている。行ったが夜の9時に開いているわけもなく。ATMのあるビルの受付カウンターのおじさんに下手な英語で説明するも通じない(一般の中国人は英語判らないので基本的に通じない)、かなり騒いだのでちょっと判りそうな人が来てくれて英語+筆談で相談。コールセンターらしきところへ電話を掛けてくれる。で、携帯電話をワシに渡して説明しろと。。。なんと恐ろしい、下手英語で電話で説明できるわけないじゃん!でも1万円のため、しどろもどろで話すがイマイチ。相手も困ったようで、日本語を話せる人が出てきた!凄すぎるぞ中国。結局、明日もう一度オフィスへ来るように言われた。翌日オフィスへ行った。パスポートのコピーを取られ、1万円を返して下さった。良かった。教訓:機械は故障があるから大変。でも便利だしね〜

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  5. 天安門広場
    中国 北京 天安門広場 行進 北京旅行のお約束、北京の中心、というか中国の中心:天安門、王府井から歩いて20分弱。「世界最大の広場」らしい。広場の3辺に6車線を越える車道があるり確かに広いが、ビックリするほどではない。
     広場の中には、毛主席紀念堂、人民英雄紀念碑、国旗掲揚台があり、周囲に正陽門、天安門、紫禁城(故宮博物院)、人民大会堂、中国国立博物館がある。かなり見応えがあるので、数日は必要。朝夕に国旗掲揚式があり多くの見物客。「公安」と横書きされたパトカーも結構居て、警備厳しそう。紫禁城の西隣が中国政治の中枢:中南海。タバコのブランドとしても有名ですね。

     毛主席紀念堂には、毛沢東の遺体が安置されており見学可能。レーニン廟同様立ち止まったり、撮影等は禁止。だらだら歩いて、ちらっと見るだけ。レーニンほど生き生きしておらず(当然か?)蝋人形のようだった。
    社会主義3大偉人(遺体)展示
     ・レーニン廟(ソ連)
     ・毛主席紀念堂
     ・ホーチミン廟(ベトナム)
    なお、平壌では金日成(キムイルソン)主席を見られるが、世襲制の社会主義などあり得ないので、ZenTechは「社会主義 偉人(遺体)展示」には含めていません。

     中国国立博物館。ZenTechから見て、3つの展示に別れていた。1つめ、普通の日本的な歴史(古代から近代)展示。2つ目、解放闘争で日本人にも分かり易いように日本語説明あり。3つ目、蝋人形館。はっきり言って、北京の博物館巡りで「解放闘争+共産党万歳」はおなか一杯〜、もういらない。面白かったのは、蝋人形館。良くできている。始皇帝〜最近の人まで、政治家、文化人、運動選手、ベッカムまで色々。

  6. 故宮博物院(紫禁城)
     故宮博物院は、2カ所ある。北京と台北である。ZenTechは断定します「展示物の質の高さでは台北が数段上」。北京のそれは、展示物自体はB級(ごめんね)だけど、紫禁城自体が故宮最大の展示物と見ればA級かもしれない。博物館として見て回るのにも不向き。 各建物に展示が別れているので歩く距離が半端じゃないし、案内板も少なくて展示を見落とす事もザラ。トイレも少ない。紫禁城として、宮殿をぱらぱら見て回るのが良いかな。
     紫禁城は上から見なきゃ素敵じゃない。梅原龍三郎の油絵が素敵ですね。紫禁城の北側に景山公園ってのがありまして、小さな丘になっているので頂上(お寺)からの展望がとてもよろしいのです。

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  7. 北京近郊への小旅行
     ZenTechが行った近郊は、明十三稜、八達嶺長城、盧溝橋。旅遊バス(個人で乗れる観光旅行バス)を使えば楽に行けます。普通のバスでも行けます。ZenTechは普通のバスで行きました、バス乗り場を探したり乗り継ぎで結構な時間ロスがあります。

     明十三稜は、明朝の13人の皇帝稜がある。定稜の地下宮殿は壮大で「ふんふん中華帝国って凄いね」って感心。近くには村もあって、人民の実生活を見られて良かった。ここが北京市内かと思ってしまう村。

     八達嶺長城、万里の長城。こんなでかいのを作るとは恐るべし。八達嶺長城へ行くまでの車中からも別の万里の長城があって北京近郊でもいくつかあるんですね。昔、万里の長城をマラソンしたいと思ったけど、とんでもないですね。上り下り急坂で走るどころじゃなかったです。晴れていたから良かったものの、雨だったら滑って大変でしょう。

     盧溝橋、日本軍が中国侵略を始めたところ(一部の方は、日本は悪くないと)。橋自体は金時代(12世紀)の作品で欄干の獅子は一見の価値あり。近くには「中国人民抗日戦争紀念館」があります。ここも日本語の説明がしっかりしている。村山元首相も訪問しています。「毎年多くの日本青年が訪問し、反省と平和への気持ちを新たにしています」的な写真付き解説も。。。

  8. 青島
     青島、ドイツの街。第一次世界大戦まで、ドイツ租界だったのでドイツ風建築が多い。と言ってもZenTechはドイツに行ったことがないので、完全保証できないが確かにドイツ風であった。異国情緒でいい感じ。雨に降られて11月下旬でとても寒くて辛かった。寒くて青島ビールも飲まず。

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