介護用品

浴槽手すり


 健康な時には洗い場から難なく浴槽に入れますが、足腰が弱ると、濡れて滑る洗い場から浴槽の縁を越えて深さのある浴槽に入るのはかなり困難な動作です。壁面に手すりをつければベストですが、既存のユニットバスに手すりを付ける場合は、ユニットバスの壁面の強度が不足している事が多く、実際には大工事になることが多いです。私の経験では、浴室外壁を破って壁面に補強材を追加となりました。若い方でも新築の場合は、将来を見据えてバリアフリーにしておくことをお薦めします。
 で、手すりを設置できない時や費用を抑えたい時の話です。ズバリ、浴槽の縁に取り外し可能な手すりを付けます。私が調べた中では、アロン化成という会社の介護関連製品「安寿」の浴槽手すりが機能面とデザイン面および商品ラインナップで優れていると思います。足腰に不安がある方の浴槽への出入りと浴槽内での姿勢保持に便利です。
 なお手軽に取り付けられそうに見えますが、浴槽壁面の強度や傾斜の確認が取付時の重要なポイントです。日曜大工に慣れた人なら取扱説明書を読めば問題ないと思いますが、下手をするとぐらついたり使用中に外れて滑り事故になりますので、自信の無い方は商品選定を含めて取付まで業者に頼むのが良いと思います。
 お風呂のバリアフリー対策としては、浴槽手すりだけでは納まりません。まず、手すりを付けても、ふらつきがある方などは洗い場に椅子を置いて、それに座り浴槽縁を越えたほうが楽な場合もあります。また洗い場と浴槽底面の高さが異なる場合は、浴槽内に浴槽台を置いて段差を軽減させた方が安全と言えます。さらに浴槽や洗い場の床面に滑り止め対策マットがあると安心です。
 
高さ調節付浴槽手すり UST-165W(アロン化成製)、楽天市場で「高さ調節付浴槽手すり UST-165W」を探す
高さ調節付浴槽手すり UST-165W 特徴:上部グリップと内グリップが4辺あるのでどの方向からも握れます。
幅広浴槽対応タイプ:取付可能な浴槽の壁厚 8cm〜16.5cm
水平方向に傾斜のある浴槽にも取り付け可能
上部グリップの高さ調整可能:浴槽上縁から11/14/17/20/23/26cmの6段階調整
内グリップが外せ、浴槽内への出っ張りを無くせます。浴槽内での介護補助に便利です。
その他:特定福祉用具・特定介護予防福祉用具
定価(メーカーサイトの表示価格):28,350円
 
浴槽手すり US-130W(アロン化成製)、楽天市場で「浴槽手すり US-130W」を探す
浴槽手すり US-130W 特徴:傾斜のある浴槽にも取り付け可能な浴槽手すり
取付可能な浴槽の壁厚:4.5cm〜13cm
水平方向に傾斜のある浴槽にも取り付け可能
上部グリップの高さ浴槽上縁から21cm
内グリップが外せ、浴槽内への出っ張りを約4cmに抑えることが出来ます。
その他:特定福祉用具・特定介護予防福祉用具
定価(メーカーサイトの表示価格):22,575円
 

 
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